実在しない?「バーチャル空間のみ」に存在する大学の正体とは

コロナの影響でオンラインのイベントが増え、距離に関係なくさまざまな体験ができる時代になった。

そんな時代を象徴するようなユニークな大学「メタバース情報工学大学」が今年4月に開校。その名のとおりメタバース(3次元の仮想空間)上でのみ授業をおこなう点が最大の特徴で、一般的な「大学に通う」という行為は一切ない。

キャンパス自体も現実世界には存在せず、バーチャル空間にのみ存在しているというわけだ。

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気になるカリキュラムだが、同大学にはエンジニアを育成する「AI・データサイエンスコース」と「ゲーム・メタバースクリエイターコース」の2つが用意されていて、夜間大学のため働きながらでも受講可能。

それぞれが超実践的な内容で、エンジニアリングに必要な知識を網羅的にインプットでき、週に1回、外部講師から専門知識や業界事情を聞くことも可能だ。

さらに、地方課題や企業課題を実証実験という形で解決するための開発をおこなったり、英会話とリーディングの学習、起業サポートなどを受けることもできる。

リモートワークが主流となり、地方移住などのより豊かな環境を選べるエンジニアができることはこの先も広がっていくに違いない。

彼らが移住先で新たな産業を創生すれば、それが自身の自己実現や所得アップにつながり、自治体側としても地域産業発展のヒントになる。

それが、「メタバース×エンジニア×地方創生」をコンセプトに掲げる同大学の狙い。

ホームページは近日公開予定で、学費などのより細かな情報も掲載されるという。興味のある方はその動向をチェックしてみてはどうだろうか?

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