お酒好きも唸る。大人のための「クラフトノンアル」新時代
「最近の若者は酒を飲まない」なんて言われて久しい。でも、ちょっと待ってほしい。本当にそうだろうか? たしかに、昔ながらのお酒の消費量は減っている。しかし、それは「お酒離れ」ではなく、新たなカルチャーの胎動なのかもしれない。
その兆候は、オンライン酒屋「KURAND」の動向からも見て取れる。12月5日、KURANDはこれまで日本酒・梅酒・果実酒など、500種類を超える個性豊かなクラフト酒を提供してきた知見を活かし、満を持してノンアルコール市場に参入した。
酒屋の本気が送り出す、7つの誘惑
今回新たにリリースされたのは、「うさぎりんご」「つぶつぶりんご」といった果汁100%のストレートジュースから、「厳選スパイスを贅沢にブレンドしたクラフトコーラ」「紫コーラ」といった、一筋縄ではいかない大人向けのフレーバーまで、個性豊かな7種類のノンアルコールドリンク。
たとえば、「夕焼けザクロ」。甘酸っぱいザクロに複数のスパイスと花を合わせた、複雑な味わいと香りが特徴だ。炭酸で割ったり、アイスクリームにかけたり、その楽しみ方はまさしく無限大。さらに、スパイスときび砂糖の豊かな香りが食欲をそそる「クラフトスパイスチャイ」。ミルクやソーダで割れば、カフェ顔負けの本格的な味わいが楽しめる。
「夕焼けザクロ」【内容量】500ml【製造元】Uプロダクツ(三重県)【販売価格】2990円(税込)
「クラフトスパイスチャイ」【内容量】500ml【製造元】Uプロダクツ(三重県)【販売価格】2990円(税込)
「ノンアル」の境界線を超える
KURANDの挑戦
2024年7月には酒器、9月にはおつまみのカテゴリを追加するなど、オンライン酒屋としての事業領域を拡大してきたKURAND。今回のノンアルコール飲料市場への参入は、こうした挑戦的な姿勢の表れと言えるだろう。
「家族や友人と集まった際や、クラフト酒を使ったカクテルを作る際など、さまざまな場面でノンアルコールドリンクが活躍します。『ノンアルコール』のカテゴリが登場したことにより、クラフト酒の楽しみ方の幅が広がります」とは、KURAND代表取締役の荻原恭朗氏の言葉。
健康志向や多様な価値観が浸透し、ライフスタイルが多様化する現代においてクラフトノンアルの可能性は大きい。
進化するノンアルドリンク
新しい「晩酌スタイル」
「お酒を飲む人」「飲まない人」という二項対立はもう古い。お酒に代わる新しい選択肢が続々と登場してくることで、私たちはもっと自由に、自分らしいスタイルで「お酒の時間」を楽しめるようになる。
「今日はちょっと疲れたから、ノンアルでリラックスしようかな」「ホームパーティーで、お酒が飲めない人も楽しめるドリンクを用意したい」。そんなふうに、気軽にノンアルドリンクを生活に取り入れてみてはどうだろう。きっと、新しい発見があるはずだ。
『KURAND』