トップクラスのBARでは、あえて「ノンアル」を。

ヴァージン・ピニャ・コラーダ(通称:パイナップル・ココナッツジュース)にはもう飽き飽きで、とうとうノンアルコールカクテルを卒業した、お酒NGの女子&男子諸君。ちゃっかり「お茶セクション」に目移りしているころですか?そんな君たちに「Food52」のSamantha Weiss Hillsさんがひと声。

「ノンアルコールカクテルを見放さないであげて」

だっていま、世界トップクラスのバーが密かに力を入れているのが、そう、ノンアルコールカクテル。ロンドンのとあるバーを例にあげ、気になる理由に迫ります。

カクテルの「質」は
アルコールの有無じゃない

ロンドンのサボイホテル内にあるザ・アメリカン・バー。決して新しいお店ではないけれど、お客様の目にとまるような発明をつねに企てている。

ザ・アメリカン・バーは、ウェブサイトにて下記のように説明。

カクテル界の先駆者となり125年…。著名なるバーテンダー、Ada Coleman、Harry Craddock、そしてPeter Dorelliはここで生まれた。

最近では、マネージャーのDeclan McGurkさんとトップバーテンダーであるErik Lorinczさんが取り組んだカクテルプログラムによって、「The World's 50 Best Bars」(世界のトップを誇るバー50選)にてベスト・バー・イン・ザ・ワールドに選ばれたばかり。

カクテルづくりのバイブル『サボイ・カクテル・ブック』はあるものの、やはりどんなバーテンダーも自己流カクテルをつくるのが好き。しかし彼らは、新作を1、2杯つくる程度には留まらず、テーマごとに毎回メニューをガラッと変えるスタイル。

「Coast to Coast」という新たなメニューは、Lorinczさんいわく、英国を駆け巡る旅をイメージとしてつくったのだそう。これをつくるために、彼らはリサーチを重ねたんだとか。

イギリスはインスピレーションだらけ。海岸線からガーデン<ケント>、シャーウッド森、スコットランドまでね。

とLorinczさん。

旅している間に見つけた具材たちを試験的に取り入れながら、カクテルにマッチするストーリーを練ったんだ。

この旅でつくった新作は、「ガーデン・オブ・イングランド」「アール・デコ」「キャッスル・ロック」「ザ・ペナイン」など。これらはアール・デコのトレイの上に置かれたり、大きなゴブレットやテラリウムのような器に注がれたりと、それぞれ名前の由来に基づいたプレゼンテーションで供される。

そのなかに、誰もが喜んで飲めるメニューが!それはこれらのカクテルのノンアルコールバージョン。イギリス生まれのノンアルコール蒸留酒「Seedlip」を使用しているのだそう。質をキープするのに最適なんだとか。

「お酒を飲まない人にも、類似の体験を味わってほしかった」

とLorinczさん。

お酒を飲む、飲まないに関わらず、揺るがないクオリティのドリンクを提供したい、と彼は付け加える。
ノンアルコールのカクテルを大事にするのは、同店のみならず、ロンドンで名を轟かせる「NightJar」のTony Pescatoriや、「Dandelyan Bar」のRyan Chetiなども同じ(ちなみに両者ともに世界のトップバー)。

幸いなことに、Lorinczさんから「ガーデン・オブ・イングランド」と「アール・デコ」のノンアルバージョンのレシピを教えていただいた。しかし、このバージョンには少々予想外な具材が。自宅でつくるときは、うまく工夫してみて。

Photo by Jessica Smith

分量を計る際に覚えておきたいこと:イギリスのジガーは25/50ml、もしくは35/70ml。アメリカのジガーだと通常44ml。したがって、50ml必要なら1.5ozが目安。

Licensed material used with permission by Samantha Weiss Hills
Licensed material used with permission by Food52
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