お酒でもジュースでもない、本格派の「ノンアルコールジン」

近年、若い世代を中心に“アルコール離れ”が進んでいる。

体質的にお酒を飲めない人や、飲めるけど飲まないという人が年々増え、2019年の調査では男性で38.1%、女性で70.3%がお酒を飲んでいないと回答。

そんななか、お酒の新たな選択肢として注目のスタイルが登場した。

ジュースでもなく、お酒でもない
国産“ノンアル”ドライジンという選択

©株式会社オーチャードナイト

こちらの「GINNIE(ジニー)」は、お酒を飲まない人でも愉しめるノンアルコールジン。

お酒の場で非飲酒者が頼めるのは、ノンアルビールやカクテル、ソフトドリンクが一般的だが、それらは甘いジュースの延長上にあるものが多く、ほかの選択肢がほしいと感じることもあるだろう。GINNIEはその願いにうってつけ。

ジンの主原料となるジュニパーベリーをしっかりと主役に据えたことで、ノンアルだと感じさせない仕上がりを実現。また、世界でも有数の美食タウン・東京で食事と合わせられるように和柑橘の橙やクロモジなどを加え、ほんのり和のエッセンスをプラスしているという。

日本人にはなじみ深く、外国人には新鮮な味わいというわけだ。

始まりは、まさかの
お酒が飲めないバーテンダー

©株式会社オーチャードナイト

じつはこのノンアルジン、誕生までのストーリーもおもしろい。

なんでも、GINNIE開発のきっかけとなったのは、お酒が飲めないバーテンダーとの出会いだった……!

後のGINNIE開発者となる女性Nさんは、出産と子育てを経てお酒を控えるようになった。それから、お酒の場での非飲酒者の選択肢の少なさを感じ、ノンアルドリンクを先進的に提供するレストランやバーを訪れ続けたが、なにか違う……そんなときに、このバーテンダーが作るノンアルカクテルと出会った。お酒を飲めない人ならではの感性が詰まった一杯にNさんは感動し、GINNIE開発につながった。というわけだ。

©株式会社オーチャードナイト

まだまだノンアルドリンクが世界と比べて遅れている日本だが、GINNIEのようなドリンクがどんどん出てくれば、より多くの人がお酒の場を楽しむことができる。ジュースでもお酒でもない初めての体験をしたい方は、ぜひ公式ウェブサイトをチェックしていただきたい。

ちなみに、オススメの飲み方はGINNIEを30mlグラスに注ぎ、トニックウォーターで割った“ジニートニック”だそう。

Top image: © 株式会社オーチャードナイト
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