もうすぐ日本で飲める!「世界一のクラフトジン」を一足先に味わいました

フィンランド大使館が主催するヘルシンキのプレスツアーで、“次にくる”クラフトジンに出会った!

「ARCTIC BLUE GIN」。

昨年、蒸留酒のナンバーワンを決める「THE SPIRIT OF THE YEAR」で頂点に輝いたフィンランド発のクラフトジンだ。

創立者に話を聞いて、伝えたいことはたくさんある。でも、気になるのはやっぱり味でしょ?

というわけで、とにもかくにもテイスティングの感想から!

ボタニカルがすぎる!
魅惑のエレガントな薫り

©2019 NEW STANDARD

「やっぱりロックかな!」

オススメの飲み方を聞くと、5名いる共同創立者のひとり、ミッコ・スプーフ氏は即答した。言われた通り、ここはROCKでGO!

飲んでもらったTABI LABOメンバーが口を揃えたのが「かおり」の華やかさ。ボタニカルがすぎる!ふんわりとかじゃなく、しっかり。エレガント。漢字で書くと「香り」より「薫り」のほうがしっくりくる感じ。

口当たりも、かなりなめらか。スッと入ってくる。飲んだあとの余韻も強い。それでいて、お酒!って感じはそれほどないから、苦手な人でも飲みやすいのは間違いない。

とにかく、これまでのジンのイメージとはまったく違う!

「早朝の森」の薫りを閉じ込める
新たな蒸留方法

じつは、ポイントである「薫り」は、商品コンセプトそのものを体現している。

「ARCTIC BLUE GIN」が誕生した背景はこうだ——。

あるとき、ミッコ氏は出張帰りにフィンエアーの機内誌を読んでいた。目に留まったのは「フィンランドの観光ビジネス」に関する記事。人々がフィンランドを訪れる大きな理由は、森や水などの「自然」だというのに、なぜそれを象徴するお酒はないのか?その疑問が出発点になった。

とにかく、フィンランドの豊かな自然の薫りを表現したい。

その一心で専門家を集め、まったく新しい蒸留方法を開発。詳しくは教えてもらえなかったが、「早朝のフィンランドの森」をイメージした薫りを閉じ込められるようになったという。不純物も丁寧に取り除かれているから、「ちゃんと水さえ飲めば、二日酔いは絶対に起こさない」と氏は強調する。

「世界一を獲るまでリリースしないと決めていた」

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正式リリースは今年3月。「THE SPIRIT OF THE YEAR 2018」で世界最高の称号を獲得した後のことだ。

「順番が逆では?」と思ったが、世界一が獲れるまでは世に出さないという覚悟のもと開発をスタートしたという経緯を聞いて納得。中身同様に、フィンランドの豊かな自然を表現したボトルデザインも相当なこだわりようで、近くだと木目、遠くだと波のように見える。ムンクの『叫び』にもインスパイアされたらしい(たしかに!)。

さて、最後に朗報。

現時点では日本国内での取り扱いはなく、今回はヘルシンキの空港で調達した。が、11月26日(火)には、「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」内の「ルージュ バー」にて日本展開がスタート。来年には特定の酒販店での購入も可能になる予定だ。

フィンランドの魅力がギュッと凝縮されたクラフトジン、ぜひ体感してほしい!

Top image: © 2019 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。