カップケーキの香り広がる歯磨き粉!「Moon」と「Sprinkles」の夢コラボ
「今日は頑張ったから、自分にご褒美!」そう呟いて、ついつい甘いものを食べ過ぎてしまう経験、誰しもあるはず。
そんな罪悪感すらも楽しさに変えてしまう、夢のようなコラボレーションが誕生した。
カップケーキ専門店が仕掛ける
新感覚セルフケア
アメリカで大人気のカップケーキ専門店「Sprinkles」と、スタイリッシュなオーラルケアブランド「MOON Oral Beauty」がタッグを組み、限定コラボレーションアイテムを発売した。
リリースによると、今回のコラボはSprinklesの創業20周年とMOONのブランド設立6周年を記念したもの。なんと、Sprinklesの代表フレーバーであるバースデーケーキをイメージした電動歯ブラシと歯磨き粉を共同開発したという。

有名店の味が歯磨き粉に!
注目すべきは、何と言っても「Birthday Cake Toothpaste」。歯磨き粉でありながら、砂糖不使用。それでいてSprinklesならではのフレーバーを再現するというもの。
化粧品に用いられることが多いキラキラ輝くマイカを配合、歯をやさしく磨きながら、笑顔を一層輝かせる効果も期待できるという。ソフトなパステルピンクのペーストはフッ素フリーで、甘く優しい香りが広がる。毎日の歯磨きタイムが、待ち遠しくなるようなアイテムだ。

「体験」を共有する時代へ
じつは今回のコラボレーション、Sprinklesが2025年までに計画しているライセンス戦略の第一弾でもある。「“贅沢”とは、単なる味わい以上のものだと常に信じてきました。それは、何気ない日常を祝うことにもつながっています」。同社リリースにおいて社長兼COOであるJustin Murakami氏は、今回の異色コラボをこう表現した。
従来の枠を超え、ライフスタイルブランドへと進化を遂げようとするSprinkles。いっぽう、MOON創業者Shaun Neff氏も、「今回のパートナーシップは、食品やデザートの世界へのエキサイティングな進出です。消費者がこれまでにない方法でMOONと繋がり、体験するための新鮮で楽しい方法を生み出しました」と述べている。
誰もが驚くコラボは、高品質な商品やサービスの提供だけでなく、ブランドの世界観や価値観を共有することを重要視する、現代の消費トレンドをまさしく象徴したものとも言えるのではないだろうか。
異業種コラボが仕掛けた
新たな顧客体験
近年、多くの企業が「体験型マーケティング」に力を入れている。これは、商品やサービスを単に消費するだけでなく、顧客に特別な“体験”を提供することで、ブランドへの愛着や共感を得ようとするマーケティング戦略だ。
今回のコラボも、こうした体験型マーケティングの一環として捉えることができるだろう。Sprinklesの店舗を訪れたことがある人なら、あの空間、あの香り、あの味が呼び起こす高揚感を覚えているはず。発売された歯磨き粉と電動歯ブラシは、その記憶を呼び起こし、自宅にいながらSprinklesの世界観に浸ることができるアイテムだ。
デジタル化が加速する現代において、リアルな体験の価値はますます高まっている。今後も、企業は顧客に新たな感動や興奮を与えるような、クリエイティブな取り組みを仕掛けてくるに違いない。