「香り」を使ったセルフケアにどハマり中
人間が生活のなかで香りを使う──。
そのはじまりは、紀元前3000年ごろのメソポタミアまで遡る。当時は自然にある木や樹脂を火にかける「薫香」によって、そこから立ち上る煙とともに神へ祈りを捧げていたんですって。
現代でも「インセンス/お香」なんかが人気ですよね。そう、ちょっぴりエスニックな雑貨屋さんとか、美味しいチャイが飲めそうなカフェ、あとは古着屋さんなんかでも匂っているアレ、いい香りで私は好きです。
”香り”といえば、じつは私、生活のなかで使う「パロサント」の香りにどハマり中。
パロサントは、スペイン語で「聖なる木」。
南米などの沿岸で育つ希少な香木で、邪気を払い幸せを呼び込む力があると言われています。その歴史は古く、かつてはラテンアメリカの先住民たちに「神の樹」と呼ばれ、魔除けとして使われていたんだとか……
現代でも、魔除けや浄化アイテムとしてひっそりと人気があって、私のようにセルフケアに使っている人も少なくありません。
香りでセルフケア?と思うかもしれませんが、パロサントの香りは様々な恵みを与えてくれます。
得られるメリット
◉部屋中がいい香りにつつまれる
◉マインドチェンジやリラックスにもってこい!
◉瞑想やヨガタイムの集中力がUPする
◉良いものを呼び寄せ、悪いものを払う(気がする)
◉虫除けにもなる
このほかにもインテリアとして楽めたり、一本を長く使えたりと良いこと尽くめ。
私の場合、気分がアガらないときや朝のストレッチ時、パロサントの香りを使って自分と向き合う時間を作ってます。
ゆらゆら〜と立ちのぼる白い煙とともに、なんとも言えない不思議な香りが鼻を抜けていく……この言葉では説明し難い、嗅いだ人のみが知る“陶酔”が、私の緊張をほぐし、落ち着きとバランスをもたらしてくれるんです。
セルフケアの方法ってたくさんあるけれど、香りを使ったセルフケアもありよりのアリ。「香り」も「セルフケア」も合う合わないは人それぞれだから、自分に合ったものを見つけるのもひとつの楽しみにしてみたりして……。
「おやつなトピック」って?
Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。