一歩先の朝活。TikTok発の新概念「開店シフト」とは
健康意識の高まりを受け、朝活を志す人々は増えている。
毎朝コーヒーを淹れたり、瞑想したりと、自分磨きに励んでいる人も多いだろう。 しかし、決まったルーティンに飽きてしまったり、モチベーションを維持するのが難しくなったりすることも。
そんなマンネリ化しがちな朝活に、新たな風を吹き込むのがTikTokで話題の「開店シフト」と呼ばれる概念。
「開店シフト」で“一日をオープン”する
「開店シフト」とは本来、店舗が営業開始前に照明やBGM、商品などを整え、お客様を迎える準備をすることを指す。
『Bustle』によると、それが転じてTikTokでは「開店シフト」の概念を個人の朝活に応用する動きが広がっているという。
毎日の始まりを「開店」と捉え、自分自身を「お店」のように準備することで、気持ちを切り替え、一日をスムーズにスタートさせようという試みだ。
TikToker流「開店シフト」はどんなものか
Bustleの記事では、実際に「開店シフト」を実践するTikTokユーザーの例が紹介されている。
たとえば朝の食器洗いやベッドメイキングを「開店準備」と位置づけたり、リビングの片付けを終わらせるなど。
「開店シフト」では、いわゆる朝活よりもリラックスの意味合いが薄く、より“やらなければいけないこと”をこなすというニュアンスが強いようだ。
従来の「ルーティン」という言葉に義務やマンネリを感じていた人も、「開店準備」という表現を用いることで、新鮮な気持ちで朝を迎えられるようになるかもしれない。
「開店シフト」成功の鍵は、"自分仕様"にカスタマイズすること
「開店シフト」の魅力は、その自由度の高さにある。
早朝に集中して仕事を片付けたい人は、メールチェックやタスク整理を組み込むのもよいだろうし、朝の静かな時間を有効活用してスキルアップを目指したい人は、オンライン学習や資格取得の勉強に励むのもよいだろう。
自分自身のライフスタイルや目標に合わせて、「開店シフト」の内容を自由にカスタマイズできる点が、多くのTikTokユーザーから支持を集めている理由の一つだろう。
重要なのは、誰かの真似をするのではなく、あくまで「自分のお店」を開くという意識を持って、楽しみながら「開店準備」を進めることだ。
毎日のスタートに新鮮さを取り入れたいと感じている人は、ぜひ「開店シフト」を取り入れてみてほしい。