もう飲んだ?2020年に発売の「注目のお酒」5選
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ノンアルコール需要が高まる一方で、今年もさまざまなアルコール飲料が発売された。
そのなかには、コロナ禍で余剰になったビールや、世界初となるタガメで作ったクラフトジン、ペットボトル入り生ビールなど、時流を反映した商品も。
普段あまりお酒を飲む機会ががないという人でも、この時期は、2020年の締めくくりや2021年の門出を祝って飲む「ちょっと特別なお酒」を探している人も多いのでは?
ならば、こんなお酒を候補に入れてみるのもありかも……。
「IKEA」でしか買えない
低アルコールクラフトビール
今年6月4日より、全国のIKEAストアで販売が開始された目にも鮮やかなこの缶は、ストックホルムで人気のブルワリー「Omnipollo(オムニポロ)」のクラフトビール。
4種はどれもアルコール度数が0.3%の低アルコールクラフトビールで、華やかな香りとリンゴンベリーやブルーベリーなどフルーティーな味わいが特長だという。
サイケデリックなパッケージは、飲んだ後も捨てずに飾っておきたくなるかも。
ちなみに、日本ではIKEAでしか販売されていない。
コロナ禍で余剰となったビールで
作った「クラフトジン」
緊急事態宣言、外出自粛、時短営業……外食が減ることでビールの売り上げも激減した今春、「バドワイザー」ブランドをグローバルで展開する「アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン」によると、およそ80,000杯分(約2万L)のビールが消費されずに余剰となったという。
これを廃棄するのではなく、新たにクラフトジンとして蘇らせたのが、特製ジン「REVIVE」だ。
廃棄するはずだったバドワイザーを蒸留した原酒にブナの木を漬け込み、ビールで加水。そこにジュニパーベリー、ホップ、レモンピールを加えて香り付け。バドワイザーの製法や背景をリスペクトしつつ、革新的なコンパウンドジンに生まれ変わらせた。
世界初!「タガメ」を使った
クラフトジン
世界初のタガメを使用したクラフトジン「First Essence Tagame Gin」。
これは、コオロギラーメンやコオロギビールなどで知られる「ANTCICADA(アントシカダ)」が、岐阜県郡上八幡の「辰巳蒸留所」と共同開発したもの。
使用されるタイワンタガメは、主に東南アジアに分布する水生昆虫の一種。中国南部やタイなどで食用とされており、日本に生息しているタガメよりも強い香りを持つ。とくに繁殖期のオスのフェロモンは、洋梨や青りんごなどを思わせる芳香が特徴的なのだとか。
「First Essence Tagame Gin」は、そんなタイワンタガメの持つフルーティな香りとジュニパーベリーの爽やかな香り、そして辰巳蒸留所が原酒として使用する粕取り焼酎の芳醇な香りが絶妙にマッチしているという。
家飲みに革命を起こす
「ペットボトル」生ビール
世界の酒類・食品を輸入する「グリーンエージェント株式会社」が運営する「マーベリックス ビアステーション」は、工場と同等の精度でビールを充填できる「専用充填機」と、ビールの品質劣化の原因となる酸素の透過を防ぐ特殊なコーディングを施した「生ビール専用ペットボトル」を採用。
これにより、日本全国に新鮮な生ビールを届けられるようになった。
「ペットボトル生ビール」の第一弾は、マーベリックス ビアステーションのイチ押しビールでありながら、世界的なビールイベント「オクトーバーフェスト」でも人気の生ビール「エルディンガー ヴァイスビア」。
果たして、ペットボトル生ビールの実力はいかに……?
「本みりん」で作った
ほうじ茶のリキュール
この「Rincha」は、本みりんにほうじ茶を漬け込んだリキュール。アルコール度数は13%。お酒のように楽しむみりんだ。
ベースとなるのは、ウイスキーの木樽で熟成させて作る「まろりか」。業界初!と注目の樽貯蔵本みりんは、木樽特有の樽香をまとい、味や風味にまろやかさが増す。これに同郷西尾産のほうじ茶をシンプルに漬け込んだだけ。
みりんとほうじ茶の斬新な組み合わせだが、これが食前酒にも就寝前のナイトキャップとしても飲みやすいのだ。