「世界平和のためにできること」マザー・テレサの意外な答えが、ジワる
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
国際家族デー
(International Family Day)
貧困や病に苦しむ人々の救済に生涯を捧げ、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ。
1972年、彼女は受賞後のインタビューで「世界平和のために私たちにできることは?」との質問にこう答えたそうです。
「家に帰って、あなたの家族を大切にしてあげなさい」
大海に目を向ける前に、まずは足元に着目せよ。心の平穏、そのよりどころとなるのが「家族」という、テレサの真理を付いた言葉が刺さります。
大切な家族とともに時間を分かち合い、喜びや悲しみを分かち合う。それを世界中の家族ができたなら、世界はきっと何倍にも平和で満ち溢れているはずです。
今日、5月15日は国連が定める「国際家族デー」です。
各国において、家族に関する問題についての認識と理解を深め、その問題に取り組む能力を高めるとともに、解決に向けての活動を促すことが目的だそうです。
いま、紛争や暴力で分断された家族がどれだけいるでしょう。物理的理由だけでなく、精神的に分断されてしまった人たちも多くいるはずです。
心の平穏とは、そして家族とは?
今日という日を、あらためて家族を想う1日としてみてはいかがでしょう。“便りの無いのは良い便り”なんて言葉もありますが、国や社会よりもまえに家族こそが基本単位、なわけですから。
グローバリゼーション、多拠点生活、ノマドワーク、どんなに暮らしが多様化したとしても、やっぱり、よりどころとなる場所はひとつ。地球規模の「変化」。もしかしたら、それらはすべて「家庭」から始まるのかもしれませんね。
そうそう、テレサはこうも言っています。
「愛は家庭に住まうもの。子どもを愛し、家庭を愛していれば、何も持っていなくたって幸せを実感できるのです」。