味や原材料……アイデア入力でAIがレシピ提供!「キリン」のドリンク開発DX

清涼飲料大手「キリンビバレッジ」が、人工知能(AI)を導入して商品開発を進めている。

同社は、2022年4月から飲料の商品開発品質アセスメント業務をサポートする「アセスメントAI」の一部試験運用をスタートしたと発表。

これまでに開発した膨大なレシピ情報をデータベース化し、熟練開発者の思考パターンを基にした独自のAIロジックによる専用ツール「アセスメントAI」の開発に成功。

味や原材料など新しいレシピ情報のおおまかなアイデアを入力すると、データベースから類似レシピを探索し、開発者に複数提供できるとのこと。

©2007-2022 Kirin Holdings Company, Limited.

この開発工程のDXにより、これまで新しい飲料の開発にかかっていた膨大な情報の中から必要なデータを探索する時間を短縮。開発者が経験感覚によるレシピ開発に向き合える時間をより多く確保するのが狙いだ。

同社を含むキリングループは、将来的にはこの仕組みを活用。看板ブランドの商品からヘルスサイエンス領域商品などにも、高品質な商品づくりにチャレンジして、新たな価値創造を目指すという。

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