森で「迷子」になった〇〇が話題に

なんだか可愛い……。

イングランド中東部に位置するノーザンプトンの森の中で、「あるモノ」がウロウロしていたことで、SNSが賑やかなことになっている。

きっかけは現地の歴史学教授、Matthew McCormack氏が投稿した一枚の写真。そこには、何とも愛らしいフォルムのロボットが。

じつはこのコ、自立型配送車両を開発する企業「Starship Technologies」によって生み出されたもの。市内で食料品などを配送すべく、せっせと働くまさにその瞬間(仕事中)をカメラは捉えていたというわけ。

「ウロウロ」なんて書いてしまいゴメンなさい。

思わぬバズに同社のSNS担当者は、米メディア「Motherboard」にユーモアをもってこう応えている。

「配達先へ向かう途中、景色のいい道を通って“冒険”していたんでしょう」。

© Matthew McCormack/Twitter

すでにノーザンプトンでは、この“小さな配達員”たちが人々の日常生活に受け入れられている様子。

というのも、同社が開発するロボットは、機械であっても人と接するサービス業としての役割を失わないため、あえて可愛らしく、近寄りやすいデザインを心がけたそうだから。

近年、特にアメリカでは人間の作業を代行するロボットの受け入れが上手くいかないケースも見られるなか、このようにマスコットのような愛らしさのあるロボットは、人と機械との垣根を超えるブリッジとなるかもしれない。

「ご当地キャラ」や「ゆるキャラ」が広く愛されているここ日本。近い将来、愛嬌のあるロボットが街中を動いていても、すぐ馴染んだり……?

Top image: © STARSHIP
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。