雪景色に佇む「ガラス張り」の施設が話題に(新潟)
新潟市の広大な田園風景を抜けると、鬱蒼とした森にひっそりと佇む建物に出くわします。周りの景色に溶け込むデザインはまるで美術館のようでもあり、海外でも注目されているようです。中はどうなっているのでしょう?
「食」を中心にみんなが交流できる場
実はここ、なかには地産食材を使ったレストラン「A alla Z」 があり、そのほか習い事の教室やギャラリーなど、多目的利用施設として使用されています。
敷地は1,500坪ほど。すごそばには、樹齢数百年の大きな保存樹木。冬は真っ白な雪に包まれ、建物の中から迫力の景観を眺められます。
目の前にある木々や緑が、月日が経つに連れて成長し、自然との境界線がなくなっていくとのこと。
景色が窓に反射し、まるで一体化したように見えるところも魅力的ですが、中に居ても森のなかに立っているような感覚を味わえそうです。
建築には、新潟の商店街などで見られる雪除けの屋根「雁木造(がんぎづくり)」が用いられています。商店街と同じくして、地産品の直売所やギャラリー、厨房などを繋ぎ、さらに拡張できる仕組みに。
カフェや雑貨売場は、今春のオープンに向けて調整中とのこと。一度行ってみたいですね。
Photo by Naomichi Sode
Licensed material used with permission by TAKUYA HOSOKAI