行き方、定番スポット、グルメ。旅行前にチェックすべき、栃木県小山市の基本情報

TABI LABOのJAPAN LOCALで特集中の栃木県小山市。小山って「どこにあるの?」という人のために、小山市の基本情報をまとめてみました。ちなみに、読み方は「こやま」ではなくて「おやま」ですよ。

小山市って、どこ?

小山市は、ここ。

小山市は人口約16.6万人(2018年6月末時点)。栃木県の県庁所在地の宇都宮市(約51.9万人)に次いで、県内で2番目に人口の多い都市です。

アクセス方法は?

交通の便に恵まれた小山市。南北を通るJR宇都宮線とJR東北新幹線を軸として、東からはJR水戸線、西からはJR両毛線を使って小山駅までアクセスすることができます。交通機関の料金は、時期によって変わるのでだいたいの「目安」として考えてみてくださいね。

東京方面から
鉄道:東京駅→小山駅
(1)JR東北新幹線 3540円(運賃・自由席特急券) 約40分
(2)JR宇都宮線  1490円 約1時間25分

東京駅から小山駅までは約80km。時間を優先するなら新幹線、のんびりと鉄道旅を楽しむなら宇都宮線がおすすめです。宇都宮線で行くのであれば、ちょっと贅沢してグリーン車(土休日料金でプラス780円)もあり。

ちなみに80kmは、ロードバイクやクロスバイクでなら、1日もあれば寄り道をしながらツーリングで行けるくらいの距離です。東京から気軽に行ける場所。それが小山です。

浦和駅または大宮方面から
鉄道:浦和駅または大宮駅→小山駅
JR宇都宮線 970円 浦和駅から約45分、大宮駅から約40分

小山駅には、埼玉県の浦和駅や大宮駅から乗り換えなしでアクセスできます。グリーン車(土休日料金でプラス780円)も利用できます。

宇都宮方面から
鉄道:宇都宮駅→小山駅
JR宇都宮線 500円 25分

餃子で有名な宇都宮からも、小山駅に一本でアクセスできます。

日光方面から
鉄道(1):日光駅→宇都宮駅→小山駅 
JR日光線、JR宇都宮線 1320円 約1時間20分

鉄道(2):東武日光駅→栃木駅→小山駅
東武日光線、JR両毛線 1710円 約1時間10分

世界遺産「日光の社寺」や鬼怒川温泉などの温泉地で有名な日光からは、約80分ほどでアクセスできます。

茨城空港から
路線バス、鉄道:茨城空港→石岡駅→友部駅→小山駅
関鉄グリーンバス・関鉄パープルバス、JR常磐線、JR水戸線 1760円 約2時間15分

茨城空港には、札幌、神戸、福岡、那覇からの国内線、上海、ソウル、台北からの国際線が就航しています。

小山に行ったら
何があるの?

小山を満喫できる、おすすめのフードやスポット、アクティビティを紹介しますね。

1.
桜の名所
「城山公園」

JR小山駅から徒歩約10分。「城山公園」は、かつての小山城の跡地にある公園です。ここは桜の名所として知られ、春には約150本のソメイヨシノを楽しむことができます。3月中旬から4月中旬にかけて開催される「おやま思川桜まつり」の時は、多くの花見客が訪れるスポットです。

2.
徳川家康に勝機をもたらした
「小山御殿広場」

関ヶ原の戦いの時、石田三成の討伐を決めた「小山評定(ひょうじょう)」。この軍議が開かれたとされる「小山御殿広場」は、徳川家康に勝機をもたらした開運スポットです。

3.
地元で人気の天然温泉
「小山・思川温泉」

©2018 小山・思川温泉

思川沿いにある「小山・思川温泉」は、疲労回復や冷え性、関節痛の軽減などの効能がある天然温泉です。思川の景色を眺めながら、露天風呂や信楽焼の壷風呂、檜風呂などを楽しむことができます。

4.
関東有数の奇祭・ジャガマイタ
「間々田八幡宮」

「間々田(ままだ)八幡宮」では、毎年5月5日に五穀豊穣や疫病退散を祈願する祭り「ジャガマイタ」が開催されます。長さ15mの巨大な蛇(=ジャ)を、子供たちが担いで町中を練り歩くこの祭りは、関東有数の奇祭としても有名です。

5.
結城紬の着付け体験
「クラフト館」

©2018 Etsu Moriyama

小山駅前にある「おやま本場結城紬クラフト館」では、高級絹織物である結城紬の試着体験が人気。試着した後は、そのまま街歩きも楽しむこともできます。「須賀神社」は、クラフト館から歩いて10分。街歩きのおすすめスポットです。


ここからは、取材したスポットや小山グルメを紹介します。

6.
地元で食べて欲しい
ブランド豚「おとん」

小山のブランド豚「おとん」は、柔らかくてジューシーな肉質が特徴です。おとんを使って作る「肉のかわだ」のメンチカツや、「Cafe FUJINUMA 」のドライカレーは、地元で大人気。小山を訪れたら、ぜひ食べてみてください。

7.
小山で食べなきゃ、どこで食べる?
郷土料理「ナマズの叩き団子」

渡良瀬川や鬼怒川など、いくつもの川が流れる小山。そんな地形なので、この街では昔から川魚を食べる習慣がありました。「ナマズの叩き団子」も、名物の川魚を使った郷土料理のひとつです。お店は、「しんますや」がおすすめです。

8.
ちょっと変わった専門店
ワダヤの「どら焼き」

©2018 Etsu Moriyama

小山でおすすめのお土産のひとつは、ドラヤキワダヤの「どら焼き」です。ここは、ちょっと個性的などら焼き専門店。一番人気は、小豆つぶ餡とバタークリームで作られた「名物バタどら」です。

9.
クセになる
「果実リキュール」

©2018 Etsu Moriyama

日本酒の人気銘柄「鳳凰美田」をベースにした、小林酒造の「果実リキュール」はクセになる味です。

"完熟もも"や"いちご酒"、"ゆず酒"など種類はさまざま。独自の製法で作ることにより、果物のフレッシュ感を味わうことができます。中でも冬季限定のいちご酒は 、味が濃厚でヨーグルト割りはデザート感覚で美味しくいただけますよ。

10.
豊かな自然環境
「渡良瀬遊水地」

栃木県の南端に位置する「渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち)」は、ラムサール条約に登録されている、世界的にも重要と位置付けられている湿地です。水辺も多く栃木・群馬県内の魚の半分以上が、この遊水地に生息していると言われています。

エリアによっては釣りを楽しむことができたり、植物観察やバードウォッチング、サイクリングなどもおすすめです。

 

他にも魅力的なスポットがたくさんの小山市。JAPAN LOCALの小山特集を参考にして、是非、小山を120パーセント楽しんで来てくださいね。

Top image: © Etsu Moriyama
取材協力:小山市
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。