行き方、観光スポット、グルメ。旅行前に知りたい、愛知県瀬戸市の基本情報
名古屋市の中心部から、車で約50分。愛知県瀬戸市は、陶磁器「せともの」で有名な窯業(ようぎょう)が盛んなエリアです。
意外と名古屋からのアクセスの良い、瀬戸の基本情報をまとめました。名古屋観光とセットで瀬戸へ行ってみたくなるかも!
瀬戸市って、どこ?
瀬戸市は、ここ。
岐阜県との県境に位置する愛知県瀬戸市は、人口約13万人(2018年4月1日時点)の都市です。
アクセス方法は?
瀬戸市は、愛知県の県庁所在地である名古屋市から北東に約20kmと、アクセスの良いところにあります。東京や関西方面から瀬戸市へ行く場合も、新幹線で名古屋を経由するのが基本的なルートです。
名古屋方面から
鉄道:栄町駅→尾張瀬戸駅
名鉄瀬戸線 450円 約30分
路線バス:名鉄バスセンター→晴丘→瀬戸駅前(尾張瀬戸駅)
名鉄バス 790円 約80分
名古屋市中心部の栄。ここからは、名鉄瀬戸線を使って乗り換えなしでアクセスできます。時間をかけてでもバス旅を楽しみたい方には、名鉄バスの利用がおすすめです。
また、中部国際空港セントレアから名鉄バスセンターまでは、路線バスでアクセスできます。乗り換えなしで約1時間20分、運賃は1200円です。
東京から
高速バス:東京駅前→瀬戸駅前
JR東海バス 週末は6000円前後から 約7時間30分
東京から瀬戸市まで直接行く方法は「高速バス」です。運賃は、購入方法や利用の時期によって変わることもありますが、新幹線を使って名古屋経由で行くよりも安い値段でアクセスできます。
瀬戸に行ったら
何があるの?
瀬戸は「瀬戸陶土層」と呼ばれる地層に、やきものやガラスの原料として使われる良質な陶土や珪砂(けいしゃ)が豊富に含まれているため窯業が盛ん。
そんなこの街には、どんな魅力があるのかを紹介します。
1.
瀬戸観光の拠点
「瀬戸蔵」
「瀬戸蔵」は、瀬戸焼の全てがわかる「瀬戸蔵ミュージアム」をはじめ、やきものショップやレストラン、ホールなどがある施設。街歩きの時は、こちらの駐車場を利用すると便利です。
2.
日本最大級の陶磁専門ミュージアム
「愛知県陶磁美術館」
「愛知県陶磁美術館」は、3点の重要文化財を含む約6000点のコレクションを所有している陶磁器専門のミュージアムです。常設展や特別展などのやきものの文化や歴史がわかる展覧会や、製作と絵付けなどの陶芸体験を楽しむことができます。
茶室「陶翠庵(とうすいあん)」では、瀬戸、常滑、美濃の陶芸家によって作られた茶碗で薄茶を楽しむことができます。
3.
子供から大人まで楽しめる
「岩屋堂公園」
「岩屋堂(いわやどう)公園」は、ホタル、川をせき止めた天然プール、紅葉など、それぞれのシーズンを楽しむことができる観光スポットです。最寄りのバス停「品野本町」からは、徒歩約25分と少し離れているので、車やタクシーでのアクセスが便利。毎年4月下旬から9月下旬にかけて開設する、バーベキューサイトも人気です。
4.
数千点のコレクション
「招き猫ミュージアム」
「招き猫ミュージアム」は、数千点の招き猫を展示する日本最大の招き猫専門博物館です。郷土玩具から骨董もの、日用雑貨まで、日本中から集められたコレクションが並びます。
ここからは、記事で紹介した観光スポットや瀬戸グルメを紹介します。
5.
ご当地B級グルメ
「瀬戸焼そば」
瀬戸のソウルフードは、蒸し麺と醤油ベースの豚の煮汁を使った「瀬戸焼そば」 。1950年代半ば頃から、市民の間で親しまれてきたといわれています。おすすめのお店は「一笑」。ここは、瀬戸焼そば発祥のお店といわれる「福助」の味を継いでいる唯一のお店だとか。
6.
市内観光の拠点
「瀬戸パークホテル」
「瀬戸パークホテル」は、深川神社の境内の中にあります。ここは、瀬戸市の中心部にある尾張瀬戸駅から徒歩約8分の場所。近くには「せと末広町商店街」や「銀座通り商店街」、美味しい料理とお酒を楽しめるお店がある「宮前地下街」があります。宿泊先にするなら、市内観光の拠点にできるこのホテルがおすすめです。
7.
気軽に染付体験
「瀬戸染付工芸館」
日本の伝統工芸品「瀬戸染付焼」をテーマにした施設「瀬戸染付工芸館」。ここでは、作品の展示のほか、瀬戸染付の体験も行なっています。小皿は500円で、少人数なら予約なしで気軽に体験できます。
8.
瀬戸でしか見られない景色
「窯垣の小径」
「窯垣の小径(かまがきのこみち)」は、窯道具を積み上げて作った塀や石垣である「窯垣」を繋いだ、約400メートル続く細い小径のこと。陶磁器を運ぶメインストリートとして使われ、現在でも周辺には窯屋さんの邸宅や窯元、ギャラリーが点在しています。