「ヤマハ」が、スマホをレコード盤のように使える音楽デバイスを発表
デジタル化が進み、スマホさえあれば音楽を聴けるようになった昨今。たしかに便利だけれど、レトロブームが起きたようにアナログにどこか憧れを抱いている方も多いのでは——?
そんなニーズに、「ヤマハ」が応えようとしている。同社が発表したのは、スマホをレコードのように使える「TurnT」。
©2022 Yamaha Design Laboratory
これ、スマホを乗せられるターンテーブルで、画面に針を落とすと音楽が再生される仕組みらしい。画面にはレコード盤が表示されるから、スマホ1つでレトロな音楽体験を楽しめるってわけだ。
また、同社はほかにも3種類の音楽デバイスを発表しているから、それぞれチェックしてみてほしい。
©2022 Yamaha Design Laboratory
「Winder」はオルゴールをモチーフにしていて、ゼンマイを巻き上げるとスマホから音楽が流れるとのこと。ゼンマイの回転にムラが生じると音揺れが発生するらしく、オルゴールらしさを楽しめるんだとか。
©2022 Yamaha Design Laboratory
「MusicLight」は、キャンドルとともに音楽に浸れるデバイス。火を灯すと音楽が再生され、火が消えると余韻を残しながら音楽が止まるらしい。
また、炎の揺らめきにあわせて音楽もかすかに揺れるとのこと。
©2022 Yamaha Design Laboratory
「RhythmBot」は、打楽器を演奏する小型ロボット。楽曲やユーザーの演奏にあわせて、カスタネットやシンバルなどでリズムを刻むらしい。
加えて、リアルタイムで合いの手も入れてくれるから、"1人セッション"ができちゃうんだとか。
どれもまだ試作段階ではあるが、製品化されればスマホでアナログならではの手間を楽しめそうだ——。
© Yamaha_Japan/YouTube
Reference: Stepping Out of the Slate
Top image: © 2022 Yamaha Design Laboratory