「幽霊」の存在、信じますか?......アナタの後ろの髪の長い人、誰ですか?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

幽霊の日

今日も「TABI LABO」をご愛読いただき、ありがとうございます。

さて、連日の暑さでココロもカラダもぐったりというアナタに......アナタに......あれ? アナタの肩越しに一緒にこの画面をみている髪の長い人は......誰ですか......?

......すみません、ちょっと悪ふざけが過ぎました。

花火にかき氷、蚊取り線香、海水浴など、夏の風物詩は数あれど、今日7月26日は、日本の夏を語るに欠かせない“アレ”にまつわる記念日です。

アレとは、アナタの背中からこちらを覗き込んでいる(もういいってば!)「幽霊」。

今日は、江戸の奉行所が営業を許可した歌舞伎小屋“江戸三座”のひとつである「中村座」にて「東海道四谷怪談」がはじめて上演されたことに由来する「幽霊の日」だそうです。

“お岩さん”でお馴染みの怪奇譚は、先祖の霊を敬う文化・お盆のシーズンと重なったことで大ブームに。現在も人気の演目として高い支持を受けています。

そもそも怪談が夏の定番コンテンツとなったのは、四代目鶴屋南北作の同作品が198年前(1825年)の今日初上演されたことがきっかけであり、「怪談話を聞いたときのゾクっ/ヒヤっが体温を下げてくれる」などの理由ではないのだとか。

とはいえ、幽霊やお化けの話を聞くと背筋に走る、あのゾクっは、夏の暑さをちょっとだけ忘れさせてくれ......ん? 今、アナタの後ろの鏡に......(って、もういいってば!)

Top image: © iStock.com/champpixs
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。