「#QuietQuitting」が世界で流行中。「仕事第一」の人生はもう古い?
今、TikTokでハッシュタグ「#QuietQuitting」が世界の若い世代を中心に流行っているのをご存じだろうか——?
これ、直訳すると「静かな退職」だが、なにも「無言で会社を辞めよう」という無責任な話ではない。キャリアよりもワークライフバランスを重視しようとする、仕事に対する新たなスタンスだ。
具体的には、「自分の仕事だけをやる」「定時になったら帰る」「家族との時間を大切にする」など。人生において仕事を第一とせず、自分の時間や幸せを大事にするという考え方。
日本の働き方改革をはじめ、世界では働き過ぎに対するさまざまな施策が講じられてきた。しかし、「#QuietQuitting」が世界中で拡散されている現状を鑑みると、まだまだ「人生=仕事」状態の人が多いのかもしれない。
ただ、労働者側が「#QuietQuitting」を主張するだけでは、現状はなかなか変わらないだろう。労働のパラダイムシフトに雇用主側も対応していくことが不可欠ではないだろうか——。
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