【イギリス】生まれつき手足のない画家「Sarah Biffin」の個展が開催
車いすテニスプレイヤーの国枝慎吾氏や全盲のピアニスト・辻井伸行氏など、障がいを抱えつつ輝かしい功績を残し続ける人がいる。
少し時代は遡るが、画家のSarah Biffinもその1人だ。
©2022 Philip Mould & Company
これ、彼女が“口”で描いた自画像。そう、彼女には生まれつき手足がなかった。
Sarahは1784年に農家の子どもとして生まれるが、手足がないとできることが限られてくる。そこで、彼女は独学で絵を描き始めたんだそう。
©2022 Philip Mould & Company
彼女はみるみる才能を発揮し、プロの画家として活躍していくことに。つには、王室からの依頼を受けるほどに。
ちなみに、Sarahが描く絵の多くには、「Without Hands(手がない)」と誇らしげに記されているという。おそらく、手がないことをハンディキャップと捉えず、自身の功績や努力、才能に誇りを持っていたのだろう——。
©2022 Philip Mould & Company
そんな彼女の個展が、イギリスで開催されている。
自画像のほかに羽の絵や彼女が書いた手紙なども展示されているから、もしイギリスを訪れる機会があれば立ち寄ってみてはいかがだろうか——?
©2022 Philip Mould & Company
©2022 Philip Mould & Company
個展の詳細はこちらから。
Top image: © 2022 Philip Mould & Company