今年もひたすら、サウナありがとう。

2022/12/16

TABI LABO編集部

サウナ大好き作家・岩田リョウコさんと、サウナをこよなく愛する女優・清水みさとさん。

ふたりがどのようにサウナを日常に取り入れ、どんなサ活を楽しんでいるのか。気になりますよね？そこで、ふたりのサウナな日々を「交換日記」に綴ってもらいました。

第13回は、リョウコさんからみさとさんへ──。

岩田リョウコ

文筆家、イラストレーター。アメリカ在住中に出版したコーヒー本『COFFEE GIVES ME SUPERPOWERS』が全米ベストセラーに。世界5ヵ国で翻訳出版されている。サウナ愛好家でサウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ。著書に『週末フィンランド』、『エンジョイ！クラフトビール』、『コーヒーがないと生きていけない！』、『HAVE A GOOD SAUNA! 』『ちょっとサウナ行ってきます』。
SNS：@ilovecoffeejp

みさとちゃんへ

イギリス帰りからの久々の新大久保「ルビーパレス」の“三種の神器”フルコース、どうでしたか？ルビーパレスはこれまでも、疲れがたまってボロボロなわたしを何度蘇生してくれたことか……。ルビーパレスがすぐ行ける距離にあってよかった〜！

自分を取り巻く環境に慣れる人間の適応能力には、いい意味でも悪い意味でもびっくりさせられます。英語だけの生活に慣れるなんて想像できなかったのに、いつの間にか慣れたり、サウナなしで長く生きてきたのに、今やサウナがない生活なんて想像できないし。

わたしは帰国してもうすぐ6年になりますが、帰ってきた当初2ヵ月くらいは「コンビニすごい！」「渋谷の交差点人多すぎ！」と外国人観光客のごとく見るものすべてに感動してましたが、今やもう6年ですから完全に外国に住んでいたなんていう空気は消えて、コンビニで吟味することなく買い物をし、渋谷の喧騒を縫うように歩くのが得意になりました。

東京のど真ん中で「扇」もへっちゃら！©岩田リョウコ

ただ、せっかく身につけたいい習慣が、消えて行ってしまうことはもったいない。そういう場合は意識して自分をその環境に置く必要があると思うんですが、みさとちゃんの場合、英語、どうしましょう。

とりあえずは、周囲に「なんだ、こいつら！？」と思われながらふたりで英語で話しましょうかね……。でも、絶対話すことが多すぎて英語めんどうくさくなって、日本語になっちゃうんだよなぁ（笑）

さて、あーだこーだ言ってるうちにもう12月。2022年が終わっちゃう！

今年は時間が流れるのがすごく早かった気がします。コロナ禍真っ盛りのときは時間が過ぎるのがゆっくりだったのに、いろいろ緩和された今年は仕事もプライベートもやることが増えて、数年ぶりに海外にも行けたし、なんだか引っかかってた「つかえ」が取れてスムーズに流れ始めてる印象です。

なんとなく年末っぽく「まとめ」を書いてますが、新しいことにも挑戦した1年でした。

すでにお忘れかもしれないですが、わたしは釣具メーカー「VARIVAS」のドラマCMで初演技をしました。しかも、みさとちゃんと共演。姉妹役です。セリフもあって、演技もするという、しかも今まで一度もそんな経験ないのにわたしを出演させたVARIVASさん、狂ってますね〜！最高です。

みさとちゃんの本業、「演技」という世界をのぞかせてもらえる機会でした。さっきまでケラケラと笑っていたのに、カメラが回るとみさとちゃんがパチっと切り替わるところが見られて、「やっぱり本物だっ！」と思いました。

そして、みさとちゃんもわたしの本業「執筆」をはじめちゃいましたね。

本を出版！そしてこの「サウナ交換日記」の連載。みさとちゃんは「書くのに時間がかかる、大変だ〜！」といつも言ってましたが、わたしだって「週に1本セリフ覚えてきてね」なんて言われたら、アタフタ通り越して容量オーバーでショートします。

お互いがお互いの仕事をやってみることになって、学ぶことがたくさんでした。いい1年だったなぁ。

今年は動けるようになって日本全国、北から南までいろんなサウナにも行きました。「SaunaCamp.」の連載『テントサウナで逢いましょう』で、北海道屈足湖（くったりこ）の凍った湖の中に入るアヴァントを経験できたし、たぶんもう2度と入るチャンスがないだろう「神戸サウナ & スパ」の男性側にも入れました。