【サウナー必見】聖地「らかんの湯」に特大アップデート!薬草スチームサウナ実装へ
この世界には有名サウナよりさらに高次元、「聖地」と呼ばれ、サウナーたちからこよなく愛される場所があることをご存知だろうか。
そのうちの一つが、サウナ界のミシュランである「サウナシュラン」で3年連続グランプリを獲得し殿堂入りした、佐賀県は武雄市の「御船山楽園ホテル・らかんの湯」だ。
“西の楽園”とも称されるこの場所がいま、新たなサウナづくりに挑戦するべく、「Makuake」でクラウドファウンディングを実施している。
「現代の湯治場」を目指して。
らかんの湯が大規模アップデート
御船山楽園ホテルは、時代が変化していくにつれて、日本の温泉が長年培ってきた価値観もアップデートするべきだと考えているそう。
サウナによるととのいの感覚と、古来から続く温泉の安らぎを掛け合わせて「らかんの湯」を現代の湯治場にすることを目標にしているという。
そんな現代の湯治場は、入浴前から魅力たっぷり。
入館して最初に立ち入るエントランスエリアは、あの「チームラボ」が手がけた没入型アートに囲まれており、美しい空間の出迎えから、クオリティの高さを窺わせる。
そして、本旨のサウナは男湯・女湯で全く異なった設計となっている。宿泊者であれば男女両方の浴室に入ることが可能で、それぞれ別の楽しみ方ができる。
また、外気浴エリアからは周囲に広がる御船山など大自然の景色を眺めることができ、さらにドリンクや塩プリンなどが無料でもらえる喫茶スペースまで完備されていて、贅沢ざんまいだ。
サウナに不可欠な動線全てにラグジュアリーを詰め込んだ同館がいま、さらなる進化を遂げようとしている。
新設される
「薬草スチームサウナ&水風呂」とは
現代の湯治場を目指すにあたり、らかんの湯が新設しようとしているのが「薬草スチームサウナ」と隣接する「水風呂」だ。
既存サウナと同じく男女で空間のコンセプトが異なっており、それぞれ特徴的なデザインとなっている。
まずは男湯のサウナ。こちらは黒を基調とした荘厳な空間だ。
壁面から差し込む太陽光で室内を照らすべく、ライティングは最小限にし、薬草から出る蒸気と合わさって幻想的な雰囲気を醸し出している。
サウナに隣接する水風呂は、緑色に包まれた地下空間となっている。
こちらのコンセプトは「植物が育つのに必要な要素(光・水・土)」。壁面からは土の地層が垣間見え、水風呂そのものに使用される水は御船山から出る天然水が使用されるらしい。
一方、女湯のサウナは柔和な雰囲気。
黒一色で緊張感のある男湯とは反対に、こちらは白で統一された穏やかな空間となっている。また天井はガラス張りで、御船山に広がる自然を眺めながら入浴することができるようだ。
女湯は水風呂も白に包まれているほか、半露天となっており、サウナ室内よりも広く御船山を見ることができる。
サウナ室から水風呂まで、一貫して落ち着いた気分にさせてくれる設計だ。
「地元の人々と共に」
感謝を体現するスチームサウナへ
さて、モダンで美しい新空間を建設しようとしている「らかんの湯」だが、こだわっているのは空間だけではないらしい。
薬草スチームサウナで使用される薬草は、地元に住む人々が一つひとつ採取したもの。そしてこれをブレンドするのは、佐賀県出身で国内外のコンテストで入賞経験のある茶師・松尾俊一氏だ。
これらは「協力していただいた人々、御船山の自然のおかげで、いまのらかんの湯の繁栄がある」という、同館の地元への感謝の思いを体現した取り組みであるとのこと。
なお、これらを実現するために、同館は現在クラウドファンディングサイト「Makuake」にて応援購入を募っている。
リターンは様々で、松尾氏によるハーブティーやサウナ利用に使えるVIPチケットのほか、大浴場の貸切券などがラインナップ。また、サウナ通路の壁やホームページに名前が掲載されるといったリターンも選べるようだ。
一度でいいから訪れてみたい──。
そんな憧れの存在である「らかんの湯」が、現状に甘んじることなく、さらなる進化を目指しているなんて。値段はお手頃とはいかないが、挑戦を続ける姿勢を見れば、応援したいと思えてくる。
ちなみに、来年3月には昨年の事故から営業停止していた「薪サウナ」も設備を強化して再オープンされるらしい!来年春以降であれば、完全復活した“西の楽園”を一気に体験できそう。
応援購入はこちらから。リターンの数には限りがあるので、お早めに。