「新しい出会い」は、思っているより近くにある

サウナ大好き作家・岩田リョウコさんと、サウナをこよなく愛する女優・清水みさとさん。

ふたりがどのようにサウナを日常に取り入れ、どんなサ活を楽しんでいるのか。気になりますよね？ そこで、ふたりのサウナな日々を「交換日記」に綴ってもらいました。

今回は、みさとさんからリョウコさんへ──。

リョウコさんへ

先日、リョウコさんの大親友に、満を持して会うことができました。「紹介したい！」と言ってもらえて、すごく嬉しかったです。

親友の親友はやっぱり最高で、会った瞬間、初対面と思えない空間で満ちたわけですが、年齢も職業もまるでちがう親友さんは、当たり前だけどリョウコさんがいなかったら出会うことのなかった縁。

最近、そんな“ひょんな出会い”がたくさんあることもあって、出会いについてよく考えます。

日々、「出会い」はそこらじゅうに溢れているけれど、出会いに巡り会うか、出会っても、そのときお互いのピースがはまるかはわかりません。

リョウコさんと10年前のわたしだったら……たとえ出会っても、一度きりだった可能性もありますよね。

自分も環境もアップデートされていく日々のなかで、今の自分と今の相手だからピタッとハマったんだと思うと、出会いっておもしろいなぁと思うと同時に、今、出会っている人は、今の自分の合わせ鏡だとも、思うんです。

だから、まずは自分が心地よく、楽しく、幸せでいることが大事なんだと思っています。そうすると、そういう人たちが周りに現れる。それは、今の自分が自分に証明しているから自信があります。近くにいる人たちのなんて素晴らしいこと！

そして、人の振り見て我が振り直せよ〜っていう学びも、しっかり準備されている出会いに、頭が上がりません。

そんな「出会い」について考えてる矢先の、出雲大社です！

先月末、出雲でわたしたち仕事があったので、出雲に行くなら絶対、出雲大社に行きたいねってことで延泊して行っちゃいましたね！

稲佐の浜によってから、出雲大社へ。

「弁当忘れても傘忘れるな」という格言があるくらい、雨が多い山陰地方で、青い空が広がる天気のいい一日！

“縁結びの神様”といわれる出雲大社で、すばらしい出会いの数々にありがとうも伝えられたし、リョウコさんがタクシーの運転手さんに教えてもらった出雲そばのお店も絶品！

そして、帰る前にもちろん欠かせないのがサウナ。

出雲市駅前にある「出雲駅前温泉 らんぷの湯」で、締めサウナです。

目の前に竹藪が広がるなんとも珍しい外気浴に和心をくすぐられ、出雲大社で清めたあとに相応しい、優しく心地いいサウナでした。

そして、電車やバスで失敗しがちなわたしたちには非常に優しく、出雲市駅から出雲空港まで直通のリムジンバスがあるのもGOOD！

ちなみに、わたしたちが出雲に行ったのは、日本経済新聞が主催する「日経イノベーティブサウナ」というイベントにゲストとして参加させていただくことになっていたからです。

サウナという共通言語のみ引っ提げて、ビジネスが主のイベントに！

「日経新聞」に関わる日が来るなんて、これっぽっちも想像していなかったので、人生何があるかわからないもんです。

出会いって、本当におもしろくて豊かです。

新しい価値観に触れたり、知らないことを知ったり、自分の世界と心を広げてくれる、旅とそっくり。でも、考えてみると旅は出会いだし、出会いは旅のようなものですよね。身近で手頃な旅。

そんなすてきな出会いって、遠くに出向くよりももしかすると、ずっと近くにあるのかもしれません。

友人が紹介してくれたり、食事や旅行に誘ってもらった先で出会ったり。身近な人が思いがけない出会いをプレゼントしてくれるような気がします。

プレゼントのつもりも、待ち受けてるつもりもお互いきっとないんだけど、自然とそうなっていく感じ。

新しい人に出会うには、今いる心地よい人たちと心地よい時間を共有するほうが、新しい出会いに巡り会う、そんな実感があります。

だから、誘われたらとりあえず行ってみたり、機会があればやってみたり、軽い気持ちで流れにのっていけたらいいなぁと思っています。

今までもそうやって、いろんな人に出会ってきたと思うから。

今月は、「アウフグース世界大会」ですね！今年はどんなおもしろい出会いがあるんだろうと、ワクワクしています。

では、リョウコさん！大会で（参加側）！

『出雲駅前温泉 らんぷの湯』

【住所】島根県出雲市駅南町1-3-3
【営業時間】10:00〜22:00（最終受付は21:30まで）
【公式サイト】http://ranpu-no-yu.com/

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