久しぶりのサウナで「玉汗」失踪事件

サウナ大好き作家・岩田リョウコさんと、サウナをこよなく愛する女優・清水みさとさん。

ふたりがどのようにサウナを日常に取り入れ、どんなサ活を楽しんでいるのか。気になりますよね? そこで、ふたりのサウナな日々を「交換日記」に綴ってもらいました。

第12回は、みさとさんからリョウコさんへ──。

清水みさと

俳優、タレント。サウナ好きが高じて、「サウナイキタイ」ポスターモデルをはじめ、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティーを務め、TBS「世界ふしぎ発見!」など多方面で活躍中。近著に『サウナのぷりンセス』。

リョウコさんへ

 

イギリスから帰ってきました。

1ヵ月には納まり切らないほどの、楽しさ・学び・お約束のハプニングを詰め込んで、無事、帰国しました!

そして帰った瞬間、新大久保「ルビーパレス」でサウナアカスリオイルマッサージの“三種の神器”、やっちゃいました。

©清水みさと

あんなに毎日毎日サウナに行っていたのに、1ヵ月に4回しかサウナに入ることができなかった11月。汗腺がいじけたのか、最初の3セットほど、汗が出づらく、あの美しい丸い「玉汗」、失踪事件が起きました。

普段かくあの玉汗は、日頃からサウナに入って汗腺の筋トレをしている賜物なのかもしれません。科学的には証明できないと思いますが、そんな気がします。

その後、ダムが崩壊したように塩っぱい汗がダラダラと流れ、最終的に玉汗ともご対面。感無量のサウナとの再会、そして、仲良し従業員のパクさんと感動の再会でした。

 

「なかなか来ないから、貼ってるポスターになんで来ないの?ってちょうど昨日喋りかけたんだよ〜!」とパクさん。

留学していたことを伝えたら、驚いていたけれど、パクさんも韓国から日本にやって来たひと。外国で暮らすっていうのは、これまでのどの経験とも違ったものだよね、いい経験したねと、とっても喜んでくれました。

人生初の留学、本当に楽しかったです。

©清水みさと

そして、ばっちり“イギリスかぶれ”したわたしは、日本に着いてすぐ、空港で、エスカレーターで、スーパーで、「sorry」とかなんとか、間違えて何度も英語を喋りました。

ここ日本だよ!と思いつつ、恥ずかしさよりも嬉しさの方が勝っちゃう、堂々たる浮かれっぷり。

そして、わたし、なんとその日から一度たりとも「英語喋っちゃった!」という間違いを犯していません。その日からって何日かっていえば、たったの2日です。

帰国した翌日には、しっかり日本語だけを喋っていました。間違える余地、なし!

 

1ヵ月間も英語を喋る環境にいたのに、あっという間に消えました。ウソみたい。氷のように解けました。でも、そりゃそうなんですよね、1ヵ月っていったって、30年のうちのわずか30日間。ん〜短い。

でもそのたった1ヵ月が、わたしの人生を新たに彩ってくれたのは確かで、思いきって留学して本当に良かったと思っています。

 

それなので、一旦浮かれたわたしを、地上に戻します。

留学で手に入れたスタートダッシュのためのガソリンを無駄にしないよう、日本にいながら英語と楽しく付き合っていく方法を模索中です。

そして早速、英語でLINEのやり取りを開始してくれたリョウコさん。ありがとうございます。この調子で、生活に英語を張り巡らせていこうと思います!



リョウコさんの人生最大の緊張体験、読みながら痛いくらい気持ちがわかってしまいました。

特に、四方八方から刺激を受ける学生時代に憧れたひとって、憧れの純度も高めだと思っていて、そんな憧れのひと、自分の人生を左右するほど影響を受けたひとに出会うって、もう、いろんな感情が交錯しちゃいますよね。会いたいのに会いたくない、嬉しいのに泣きたくなる。

両極端の気持ちが引っ張り合い。

そんな人に巡り巡って会うことになるなんて。すごい。会う決断をするに至る凄まじい葛藤、目に浮かびます。わかります。

 

実はわたしも一度、学生時代からずっと憧れているひとに、会える機会がありました。でも、わたし、会うことすらできなかったんです。好きすぎて。

だから、実際に会ったこと、写真をお願いしたこと、本当に素晴らしい勇気!リョウコさんの勇気に乾杯!

 

リョウコさんの日記を読んで、もし次があるなら、必ず憧れの人に会おうと思いました。

次があるならなんて簡単にいうけれど、「次はそうないぞ」ということを肝に銘じなければ。

まず会うと決めてからですね。それで、リョウコさんが提示した「1」「2」からチョイスして、その人に会った時どうすればいいか、一旦冷静に考えればいいのかもしれない(笑)

 

ちなみにわたしは、意外と「1」を選択するかもしれません(笑)多分会ってしまったら、「好き」を伝えたくて仕方なくなる気がしています。

そして、もしその日が来た際は、わたしも「南青山 清水湯」のサウナ室で同じように緊張をほぐしにいこうと思います。

 

本当に人生って、いつ何が起こるかわからないですよね。

軽く今年を振り返ってみただけでも、想像だにしないことばかり。この「サウナ交換日記」もそうです。こんな楽しい連載ができるなんて思ってもみませんでした。

わたしも、いつ何が起きてもいいように、チャンスを掴む準備だけしておこうとおもいます。つまり、好きなことやりたいことに全集中っていうのがわたしにとっての準備なのかな?と思っています。

 

今日も、サウナに行ってきます!

気軽にサウナに行けちゃう日本、大好き!

↓「サウナ交換日記 〜vol.11」はこちらから↓

Top image: © 清水みさと
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。