TikTokの新トレンド、パートナーの「ヤバい一面をさらす」

次々と新しい言葉を生み出す若者たちのあいだで、また新たなワードが出現した。いま、注目の「beige flag(ベージュフラッグ)」って知ってる？

「レッドフラッグ」や「グリーンフラッグ」などと同様、デート用語として使われる言葉だというが……一体なんのことやら？ という人のために、順を追って説明しよう。

◆「レッドフラッグ」
「危険信号」を意味し、デート相手やパートナーの怪しい行動に危険を感じ、その人とのセッション続行が不可能であることを示すサイン。

 

◆「グリーンフラッグ」
「青信号」や「GOサイン」を意味し、デート相手やパートナーと今後も良好な関係を築きたいし、その人であれば幸せな交際になることを予感するポジティブなサイン。

 

◆「ベージュフラッグ」
決して別れる理由になるほど深刻ではないが、「ちょっと奇妙で気になるデート相手やパートナーの行動」を示す。

いま、この「＃beige flag」と言うハッシュタグと共にパートナーの奇妙・奇怪な行動を文字だけで紹介する動画が、TikTok上で爆発的に増えている。

たとえば、こんな感じ。

要約するとこんな感じ。

彼氏のベージュフラッグは、私が5つメッセージを送信しても、最後のメッセージに対する返信しかせず、他の4つは無視することです。

私--

「死にそうだからだ助けて」

「大好きだよ」

「今日の夕ご飯は何食べたの？」

彼--

「ステーキと野菜」

……だからなに？

と思うかもしれない。が、これがZ世代のトレンドだということ。

2022年以降、無理に“映え”を狙わない「エフォートレス（肩肘張らない）」な投稿が増え、SNSでもリアルさを求められるようになった。

最近では、視聴者やフォロワーと親密感を築くコンテンツがトレンド入りすることも多く、今回のベージュフラッグも「リアルでシンプルなコンテンツ」として好まれているのかもしれない。

様々な情報が溢れるSNS時代においてはリアルを求めるもの良いが、パートナーの奇行を世に公開することで、逆に二人の関係がギクシャクしてしまう……なんてことには十分に注意した方が良さそうだ（笑）