JR青梅線がまるごと「ホテル」に?斬新な地域活性プロジェクト始動!
JR東日本の駅舎や鉄道施設などをホテルのフロントとして活用し、沿線集落の空き家をホテルに、さらに地域住民がホテルのキャストとなって接客・運営をおこなう「沿線まるごとホテル」というプロジェクトが進んでいる。
©沿線まるごと株式会社
その中核となる「Satologue」というホテルブランド名は、Sato(里)とlogue(語り)を組み合わせた造語。
「里とつむぐ、物語。」をタグラインとし、ホテルが立地する地域の歴史・文化・自然といった「里の物語」をホテルの空間やサービスから感じ、宿泊者にとって「ふるさと」のような存在になってほしいという思いがこもっている。
プロジェクト第1弾の地に選ばれたのは、東京のJR青梅線沿線。鳩ノ巣駅の近隣エリアにレストラン棟とサウナ棟を来年3月に、客室棟を2024年度中に開業予定。ホテル名は「Satologue Ome」になるそうだ。
レストランでは、豊かな山と森と水に育まれた地の食材はもちろん、地元のくらしに息づく食文化を再現し、奥多摩で知られざる食を体験することができる。
サウナは「自然風土と自分の身体がつながる体験」をコンセプトに、本場の「スモークサウナ」を彷彿させる本格的な体験を提供予定という。
さらに、2025年には収容人数10名ほどの一棟貸しの新たな客室棟も開業する計画もある。2040年までにJR東日本管轄エリア内の30地域以上での地域事業創出を目指していく予定だという。
山村部から、新しい価値が創出されることに期待したい。
【Sotologue 公式サイト】
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