「無印良品」の自動運転車両が進化。地域活性の一手となるか?
「株式会社良品計画」が、自動運転技術の実験をおこなっていることをご存知だろうか?
自動運転モビリティ「GACHA」は、少子化や高齢化が進む地域での地域活性を目標としている。そうした地域では、公共交通機関の減少などによる移動手段の制約が課題に挙げられており、その解決策のひとつとして、外出機会の創出やコミュニティ形成が必要となっていた。
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「GACHA」は、実際に2022年に千葉県で実証実験をおこない、当時の結果を踏まえて車両サイズをコンパクト化。22年時が全長約4.6m、幅2.5m、高さ2.8mだったのに対して、リニューアルされた現在は同3.2m、1.3m、1.8mと、およそ6割ほどの大きさまで小型になった。
これによって、従来車では走行が難しかった道幅や商店街などの歩行領域でも走行することができるようになり、走行できるエリアやルートの選択肢が増えることで、より多様な支援やサービスに対応できるように。
今後も実証実験を重ねる予定で、実装される日もそう遠くはないかもしれない。
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