【3000kmを自動運転】スウェーデンからイタリアまで行けちゃうハンズフリー運転技術がスゴい
「フォード・モーター」のハンズフリー運転技術「BlueCruise(ブルークルーズ)」が、ヨーロッパ15ヵ国で利用可能に。これまではイギリス、ドイツ、スペインの3ヵ国のみが対象だったため、大幅な拡大となった。
欧州のドライビングを変える
ハンズフリー運転技術
©The Ford Motor Company
「欧州委員会」の承認により、ヨーロッパにおけるBlueCruiseの利用可能エリアは、これで15ヵ国・計13万3000キロメートル以上に。「Blue Zones」と呼ばれるハイウェイを使えば、複数の国をまたいでドライブできるという。例えば、スウェーデンからイタリアまでの約3000キロメートルをハンズフリーで移動可能に。こうなると、きっとこれまでとは違ったロードトリップができるはずだ。
ちなみに、今回BlueCruiseが承認された国はオーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、フランス、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スウェーデン。フォード車でヨーロッパを周遊するのもいいかもしれない。
「BlueCruise」って
どんなシステム?
©The Ford Motor Company
BlueCruiseが作動すると、システムが道路標識や速度、刻一刻と変化する道路状況などを把握して車体を制御。ステアリングや加速、ブレーキ、車線変更などを自動で行なってくれるそう。
ドライバーはハンドルから手を離すことはできるが、もちろん前方に注意を払う必要がある。インカメラがドライバーの視線と頭の位置を常にチェックしているため、「運転席を倒して横になりながらドライブ」などはできないという。
なお、BlueCruiseは北米とヨーロッパで展開され、ハンズフリーでの走行距離はトータルで3億4200万キロメートルを超えているらしい。はたして日本でもBlueCruiseでドライブできる日は、やって来るのだろうか——?
Top image: © The Ford Motor Company