世界初・自動運転でやってくる「スーパーマーケット」
去る6月13日、上海に世界初の次世代スーパーがオープンしました。なんと、自動運転するとのこと。
今まで「行く場所」だったスーパーが、「来るもの」になる時代がくるのかもしれません。
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このスーパーマーケット「Moby Mart」は、スウェーデンのスタートアップ「Wheelys Inc.」と、中国の合肥工業大学が共同で開発したもの。
なんでも、店舗は自動運転で各地を移動するそう。朝は駅チカに、昼はオフィス街に、夜はサッカースタジアムに…という具合に、人が賑わう場所に移動していくことができます。
在庫の管理もAIで
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店内にスタッフの姿はなく、AIが販売補助や店内の管理、商品補充を行います。商品在庫が少なくなると自動で倉庫まで戻り、在庫を補充してまた営業を再開するシステム。
また、店の電力供給や空気のフィルタリングは、すべてソーラーシステムで賄われているという、環境への配慮も。
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現在、上海では自動運転が許可されていないため、ドライバーが運転するか遠隔操作を行っていますが、技術的にはすでに無人で営業可能。合法化されれば、完全な自動運転での営業になります。
お財布レスで
ショッピング
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もうひとつ画期的なのは、お財布が不要なこと。
購入するときは、スマホのアプリを使用します。アプリで商品をスキャンしてオンライン決済するシステムなので、レジは必要なく手軽。
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さらにアプリでは、「Moby Mart」がいつごろ自宅の近くに来るのかを把握することもできます。バスや電車を待つようにスーパーを待つなんて、なんだか不思議な感じです。
また、ドローンによる宅配サービスまで。話だけ聞くと近未来かのように感じますが、これはもう営業を開始しているお店だそう。
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「Moby Mart」は軽食や飲み物に加え、日用品や雑誌、薬まで揃えていて、ATMなどの機能も搭載されています。こうした形式の店舗が一般的になれば、スーパーやコンビニのあり方がまた変わってきそうです。
たとえば、なかなか遠出のできない高齢者や、交通の便の悪い場所に住んでいる人なども何不自由なく買い物できるようになるのかもしれません。