エアバスが開発中の「街乗り用」フライングカー
民間航空機メーカー・Airbusがデザインする空飛ぶ車「Vahana」のコンセプト動画が公開されました。
「空を飛ぶ」と言われると長距離移動を想像しがちですが、このフライングカーは、近場の移動手段として構想されているそう。
車より電車より手軽な
街乗りフライングカー
「Vahana」は、個人が日常的に利用できる、手軽なフライングカー。
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スマホアプリで呼び出すと、現在地から一番近い停留所に迎えにきて、目的地まで自動で連れていってくれます。
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この車、入り組んだ街中でも場所を選ばず自在に発着することができます。
それを可能にしているのは、前と後ろの翼にそれぞれ4つずつ配置された電気モータープロペラ。これにより、垂直離着陸と水平飛行を実現しているのです。
駐車場に車を取りに行くように気軽に、電車の時間に合わせて駅へ向かうよりずっと楽に利用できるとか。
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最高速度は時速225km。一般的な電車を頻繁に利用している人は、半分以下の速さで目的地までたどり着ける計算です。
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自動運転で心配になるのは、予期せぬ事態にきちんと対応できるのかという点。例えば他の空飛ぶ車と経路が重なってしまったり、鳥などが飛んできたり…というトラブルも考えられます。
しかし、そのあたりは当然考慮されていて、センサーやカメラ、GPS、AIコンピュータなどを搭載し、周囲の環境を検知しながら飛行するようプログラム。
空路を使って
「近所をぶらり」する未来
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今後、人々の移動手段はどんどん進化していくことでしょう。この「Vahana」が実用化されれば、誰もがもっと身近に空の旅を楽しむことができるようになるかもしれません。
とくに、公共交通機関が整備されていない郊外に住んでいる人にとっては、非常に便利なツールとなるのではないでしょうか? 移動の幅が広がり、地域間の格差がより少なくなる可能性も期待されています。
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実現にはまだ時間がかかるかもしれませんが、「Vahana」を利用する未来はそう遠くないところまで来ています。ちなみに、サンスクリット語で「神の乗り物」を意味するらしいですよ。