文字と音で危険を警告。どんな車にも搭載可能な「運転支援」デバイス

運転中、センサーやカメラで周囲の状況を認識し、事故発生の危険を知らせる「運転支援システム」。予防安全性能を搭載した新型車は、まさに今のトレンド。とは言え買い換えるまでは…。大丈夫、どんな車にも搭載できる、運転支援デバイスがありました。

カーナビ&安全機能
スマホ連動型ドライブシステム

Pyrenee社によって現在開発中の「ピレネードライブスクリーン」は、どの車にも搭載可能な運転支援デバイスです。運転席前のダッシュボードに設置するだけ。これをスマホとつなげることで、透過スクリーンにスマホ画面を表示させます。また、スマホの音声機能を使うことで、アプリを起動することも可能。ナビを使ったり、音楽を流したり、もちろん通話だってOK。

ですが、これだけでは従来のポータブルカーナビとさして変わりはありません。このデバイスの真骨頂は、あくまで「運転支援」にあるのです。

車載カメラがモニタリング
文字と音で危険を警告

たとえばこの映像。前を行く車との車間距離が狭くなれば、透過スクリーン上に「衝突注意」のアラート文字と警告音が。ドライバーに告知させ、回避行動を促します。

自動車事故の原因の7割は、ドライバーの不注意によるものだそう。危険を未然に防ぐには、早い段階でドライバーに危険のサインを警告できれば、多くの事故は回避できる。その考えのもと、ピレネードライブスクリーンは、ユニットに設置された前方を映し出すカメラがリアルタイムに、歩行者や他の車の距離や、位置関係を認識し、常にモニタリング。危険予測をいち早くドライバーに伝えてくれます。

実際に設置したイメージがこんな感じ。透過スクリーンに映し出すことで、手元のスマホ画面に目を落としたり、わき見運転をするなく、ドライバーは前を向いたまま、いろんな情報を確認できるというスグレモノ。

2016年内に発売予定!

2015年、日本最大級のハードウエアコンテスト「GUGEN2015」で優秀賞を受賞。現在、2016年内の発売を目指し開発中とのこと。価格は39,900円を予定しているんだそう。こうした運転支援システム技術の向上が、多くの事故を未然に防いでくれているのかもしれませんね。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。