ながら運転を減らすための策は「コーヒーの無料配布」
アイルランドの「Road Safety Authority」が、「運転中に通話をしていると約4倍、スマホをいじっていると約23倍も事故率が高まる」というレポートを公開しました。
この現状を受け、強い責任を感じたというアイルランドトヨタ社。あるイノベーティブな方法で、ながら運転を防止する取り組みを始めたのです。
スマホを置いて運転をすれば
無料でコーヒーがもらえる
彼らが打ち出した策は「Face It Down」というアプリを使うもの。これを起動させたスマホを下に向けてドライブを始めれば、1kmごとに1ポイントが加算。350ポイント集めると、提携したガソリンスタンドでコーヒーや紅茶と交換ができるというのです。
ただし、注意したいのは、1回でも画面を上に向けてしまうと、そのドライブで貯まるはずだったポイントがすべてなくなってしまうこと。
愛知県の取り組みが
影響していた?
実は、2016年に日本でもトヨタ自動車が同様の取り組みをしていたそう。同社の発表によると、KDDI・コメダ珈琲と手を組み、愛知県の事故件数を減らすべく、秋の交通安全週間に限定的にアプリ「Driving BARISTA」をローンチしていたようです。
本来はコーヒーなんかなくとも、一人ひとりが意識すれば済むこと。ただ、モノがあれば行動しやすいのもまた、残念ながら事実かも。
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