コスメブランド「E.l.f.」による短編モキュメンタリー『Cosmetic Criminals』
アメリカの化粧品ブランド「E.l.f. Beauty」が、『Cosmetic Criminals.(コスメティック・クリミナルズ)』という短編映画を公開。
化粧品の盗難被害に遭った少女のストーリーを描いた、モキュメンタリー(ドキュメンタリーの手法で事実のように表現されたフィクション)である。
まず、映画のあらすじを簡単にご紹介しよう。
10代の少女Oliviaは、化粧品の盗難被害に遭ったことからメイクアップができず、彼氏からのプロムの誘いを断ってしまう。その様子はSNSで拡散され、盗難事件の捜査はFBIが担当することに。現場の証拠をもとに容疑者が絞られていくが、犯人はいったい誰なのか——?
この映画には、「E.l.f.」という名前自体はほとんど登場しない。しかし、「E.l.f.はリーズナブルなんだから、盗まないで自分で買いなさいよ!」と叫ぶシーンがあるなど、化粧品の価格の手頃さがアピールされている。
「E.l.f. Beauty」の最高ブランド責任者Laurie Lam氏によると、「E.l.f.」の化粧品は誰かに盗られることが少なくないため、同じ製品を一度に複数個買う人が多いとのこと。同氏は、「価格が手頃なためユーザーが化粧品を複数購入している事実を伝えたかった」と述べている。
なお、同作品はAmazon FreeveeとYouTubeで公開されているうえ、一部の映画館では『Mean Girls』の前に上映されているらしい。なんでも、この映画はこれまで上映されたブランドコンテンツのなかでもっとも長いそうだ。
そんな『Cosmetic Criminals.』は話題性が高く、YouTubeの再生回数は3月初旬の時点で約600万回を記録。犯罪ドキュメンタリーのように楽しめる作品だから、ぜひ視聴してみてはいかがだろう?