『ラ・ラ・ランド』の監督が「iPhone」で縦長の作品を製作

『ラ・ラ・ランド』のダミアン・シャゼル監督が米「Apple」の最新機種「iPhone 11 Pro」を使用して、全編縦長画面のショートフィルム『ザ・スタント・ダブル』を製作。9分間にわたる作品はYouTubeにアップされており、メイキング映像も同様に公開されている。

物語は、古典的なハリウッド映画の人気スターの代役を務めるスタントマンを主人公に、その裏方のもの悲しさを描きながら進んでいく。アクションシーンもすべて縦長で構成されているが、迫力は普通の映画と劣らないところがすごい。

メイキング映像のなかでシャゼル監督は「普通の映画なら観客はスクリーンの左右を見渡していたが、縦長映像では観客の視線を上下に動かすことができる」と縦長映画の可能性を語る。

ポケットに収まるデジタルデバイスで撮影したとは思えないほどの高い映像クオリティもさることながら、超一流監督を起用したオリジナル作品を“商品の宣伝”のために製作するAppleのすごさたるや......「さすが」としか言いようがない。

© Apple/YouTube
Top image: © iStock.com/arthobbit
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。