これは、間違いなく「史上最速」のロッキングチェア(笑)

韓国を拠点に活動するデザイナーMuddycap氏が、Instagramになんとも奇抜なロッキングチェアを投稿した。

3枚目、4枚目とカルーセルをスワイプしていって観てほしい。

会話のきっかけを生み出す
史上“最速”のロッキンチェア

© muddycap/Instagram

なんか、めっちゃ速そうww。漫画のようなモーションブラーで、常に動いているみたい。

『The Fast Rocking Chair』と題されたこの椅子、もちろん安心して腰をおろすことができる。特徴的なギザギザシェイプは側面のみだから、お尻に突き刺さるなんて心配も無用。座り心地も悪くはないらしい。

氏のInstagramには、他にもユーモアたっぷりな椅子たちが並ぶ。

「アカウントを始めたばかりの頃は、椅子についてほとんど知らず、特に興味もありませんでした。テーブルや照明、靴なども作っていましたが、ユーザーはそれらよりも椅子に興味を持っていたようです」と、Muddycap氏。

 

フランク・ロイド・ライトの『ロビーチェア』やル・コルビュジエの『LC4』ミース・ファン・デル・ローエの『バルセロナチェア』など、モダニズム建築の巨匠たちは美しい椅子をデザインしてきた。機能と用途、そしてデザイン性は建築に通づるものがあり、椅子は多くのデザイナーたちの創造性の白いキャンバスとなってきた。

Muddycap氏の作品は、椅子を中心とした家具をハードコアな機能性の領域にとどめておくのではなく、会話のきっかけとなるものに変えることを狙った。作品からは、どれもそういった探求が垣間見れる。

残念ながら『The Fast Rocking Chair』はコンセプトデザインで販売はないそうだが、もしお邪魔した家にあったら「何コレ〜(笑)」と会話を始めずにはいられない。

Top image: © rocking chair/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。