もう「幹事」なんて要らない!AI接客サービス「AI幹事」登場

若者のお酒離れが叫ばれて久しい昨今、その理由はさまざまですが「お酒が嫌い」という意見のなかに飲みの場に苦痛を感じている若者たちが多いことに気付かされます。

たとえば幹事役を任されたとして……会場はどの店をおさえるか、乾杯の挨拶は誰か、料理の嗜好なんてのもあるでしょう。お酒自体に疎遠を感じている若者たちが、気を遣う幹事を任されるって、結構しんどいわけです。体験談ですが。同じような意見の人たちも多いのではないでしょうか。

ところが、AI技術の進化はそうした幹事の煩わしささえも取っ払ってくれるようなのです。

幹事さんの仕事を
丸っとサポートする「AI幹事」

©Gatebox株式会社

AI技術や3DCG技術を活用した製品開発をおこなう「Gatebox株式会社」が、飲食店向けのAI接客サービス「AI幹事」をリリース。GPT-4oの画像認識技術を用い、テーブル設置のデバイスカメラで、グラスの空き具合や料理の進み具合を見ながら、ドリンクや料理の提案をキャラクターたちが実施するというもの。

空きそうなグラスに「お代わりいかがですか?」だとか、「料理なに行きましょう?」みたいにいちいち気を配らなくても、そこを丸っとAI幹事が引き受けてくれるというわけ。

「乾杯のあいさつ」だってお任せ!

Gatebox / YouTube

AI幹事もうひとつの特徴、それが乾杯の音頭をとってくれること。これ、前述のカメラが乾杯の空気を察知して自然と促してくれるんだそう。Gateboxによると、AIならではのすこし堅苦しくも感情豊かな表情で場を和やかにしてくれるんだとか。

AIに頼むかどうかはさておき、グラスがみなに行き渡っているかだとか、気の利いた挨拶を考えたりとか、あるいは上司の誰々に振らなきゃみたいなアレもコレもの気遣いがすこしでも解消されるのならば……飲み会のコミュニケーションを苦手に感じるZ世代にとって、そこを補って有り余る「AI幹事」というオプションは、今の時代をうまく捉えたサービスなんじゃないでしょうか。

セルフレジや料理を運んでくれるロボットはひと味ちがうAIサービス。今後、“お酒の席”もAI活用でいっそう進化していきそうですね。

Top image: © Gatebox株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。