「人生の愉しみ」に酔う。イノベーティブなBar、表参道に出現

「生きるを愉しむ」──こう聞いて、みなさんはどんな日常を想像するだろう。多様性のこの時代、それは誰もが当たり前に実現できていいこと。でも、知らずのうちに優先度は下がっていきがち。

そこで、だ。今一度、その当たり前に目を向けるため、表参道を訪れてほしい。目的地は、「THE NIKKA WHISKY TOKYO(ザ ニッカウヰスキー トウキョウ)」。人生の喜びと言ったらいささか大げさかもしれないが、そこには間違いなく「愉しむ」ことに前向きでいられるヒントが散りばめられている。

カクテルに空間に、具現化された
創業者のイノベーティブな想い

©2024 NEW STANDARD

今週8月7日から2024年12月25日にかけて、「ニッカウヰスキー」が期間限定でオープンするオフィシャルバー「THE NIKKA WHISKY TOKYO」は、先鋭的なカクテルを通じて、ユニークな魅力とウイスキーの多様な楽しみ方を提案する空間。

今年、創業90周年を迎える同社は、コミュニケーション・コンセプトに“生きるを愉しむウイスキー”を掲げる。ウイスキーをキーにそのヒントを見つけ、世界観を体感できる場。こう解釈してみると、たんなるポップアップとはまったく文脈の異なるフラッグシップバーであることに気づく。

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ジャパニーズウイスキーの父といわれる創業者・竹鶴政孝は、革新的なこだわりで国産ウイスキーを象徴する存在となる商品を造り出した人物。同時に、これまでにないプロダクトのロゴを考案したり、当時の従業員には仕事への関わり方に加えて余暇の楽しみにまでフォーカスするなど、ウイスキーに関わることのすべてに“愉しみ”を提供するイノベーターだったとも聞く。

「ニッカウヰスキー」に連綿と受け継がれるそうした竹鶴の想いとともに、ロック、水割り、ハイボールという王道のスタイルに限らず、海外で馴染まれているウイスキーの繊細な香味を活かしたカクテルなど、多彩な楽しみ方を通じて「THE NIKKA WHISKY TOKYO」で新たな発見・気づきから“生きるを愉しむ”を体験してもらおうというのが、同店のコンセプトでもある。

エリアごとに異なる
「出合い」を発見する喜び

さて、店内は「The Bar -EXPLORE-」「The Lounge -MEET-」の2ヵ所のバーエリアをメインに、先述のコンセプトを体現した、遊び心のある洗練されたデザインの雑貨を販売する物販エリア「The Shop -ENRICH-」で構成されている。

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店内奥のバーカウンターでお迎えする「The Bar -EXPLORE-」では、日本国内のトップバー13店とコラボレーションしたオリジナルカクテルを提供。

コーヒーを蒸溜した芳香水やカカオリキュールなどでアレンジした「パーフェクト ニッカ」、花椒や牛乳やパイナップルなどで変わり種のカクテル・クローバークラブをアレンジした「クローバークラブパンチ」など、ハイレベルな各トップバーが考案する革新性あるカクテルが一堂に会す。

桜スモークチップで煙を演出したものやラズベリーピューレや泡立てた卵白を使ったユニークなカクテルは、見映えからも楽しめる一杯と出合える仕掛け。ほかでは訪れることのできない貴重な空間といえそうだ。

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ウイスキーの愛飲者やカクテルに慣れ親しんでるお酒好きが、よりウイスキーの奥深さや新たな魅力の探求をしてほしいという狙いも、その“EXPLORE”の名に込められた想い。

いっぽう、シャレたカフェのような空間「The Lounge -MEET-」は、バーの経験が浅かったり、ウイスキーやカクテルもあまり飲むことがない層がターゲット。馴染みが薄くても気軽にカクテルを楽しみ、ウイスキーの魅力に出合うことを願って“MEET”の名を冠したスペースだ。

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誰もおきざりにしない
誰もが「愉しめる」空間

もちろん、飲めない人に向けたノンアルコールカクテルの用意も。バーマンの所作をカウンターで眺めながらゆっくり味わうこともできれば、ウイスキーを香水のテスターのようにペーパーに吹きかけて香気の変化を感じてみたり。口にするだけでないウイスキーの魅力を五感で堪能させてくれる、この抜かりなさも“愉しみ”に由来するのだろう。

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提供されたカクテルの解説や愉しみ方を伝えてくれるスタッフの丁寧な対応から、ウイスキーのあるライフスタイルとはどういったものかのヒントやきっかけが、きっと得られるに違いない。

ウイスキー好きの人はより深く、これからの人は多彩なカクテルや多面的なお酒の魅力に触れる機会に。誰かをおきざりにするようなことのない、懐の深さをもつのが「THE NIKKA WHISKY TOKYO」という場所なのだろう。

 

最後に、ウイスキーと同じようにこのバーの魅力を熟知するには、少なくとも3回の訪問をお勧めする。多様なカクテルを受け入れるタイミングは、きっと場面場面で違うはずだから。「生」を愉しむ、その瞬間はきっと日々のあらゆるシーンに内在しているはずだから。

『THE NIKKA WHISKY TOKYO』
【住所】東京都港区北青山 3-5-27 1階(表参道駅から約1分)
【電話番号】0120-5115-90
【営業期間】2024年8月7日~12月25日
【営業時間】月~金|17:00~23:30、土日祝|14:00~23:30
【客席数】計55席(The Lounge -MEET-:36席、The Bar -EXPLORE-:19席)
【予約】公式ウェブサイト
https://www.nikka.com/thenikkawhiskytokyo/

Top image: © 2024 NEW STANDARD
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