マニア熱狂。「タコベル」定番メニューを激変させる「裏ワザ」の正体
世界中で愛され、日本でも数店舗を構えるファストフードチェーン「Taco Bell(タコベル)」。豊富なラインナップと人気度合いから、徐々に日本人にも浸透しつつある。
そして今、Taco Bellの楽しみ方をさらに広げる、ある“裏ワザ"が注目を集めている!
アメリカの食通を唸らせた
「#ナチョスベルグランデハック」
フードカルチャーメディア「The Takeout」によると、Taco Bellで長らく愛されてきた定番メニュー「Nachos BellGrande(ナチョスベルグランデ)」の意外な食べ方が、TikTokを中心に話題になっているという。
それが、「チップスの別添え+追いチップス」。もともとチップスの上にトッピングが添えられている商品をあえて別々にしてもらい、さらに追加でチップスを頼むということらしい。
主にフードトレンドを扱うTikTokユーザーは、チップスを別添えにすることで得られるメリットとして「トッピングの量に対してチップスの量が少なくなる事態を防ぐことができる」点を挙げている。おそらくこの商品はトッピング>チップスであることが考えられ、最後まで美味しく楽しむために生まれた逆転の発想なのだろう。
さらに、“追いチップス”によって容器内に余裕ができるため、ハラペーニョなどのトッピングを追加し、自分好みの辛さに調整することも可能なんだとか。たしかに、美味しそう。
食のパーソナライズ化が加速
「自分だけの味」を発見
近年、新たな食のトレンドとして「パーソナライズ化」が挙げられている。これは、単に味の好みに合わせることだけでなく、健康志向や倫理的な消費活動への関心の高まりなど多様な価値観を背景に、個々のニーズに合わせた食体験が求められていることを示している。
今回のカスタマイズオーダーも、このパーソナライズ化の流れに合致していると言えるだろう。定番メニューを自分流にアレンジすることで満足度を高めようとする姿勢は、現代の食に対する意識を象徴しているのかもしれない。
とはいえこのナチョスベルグランデ、実のところ日本のメニューにはまだ無いんだとか……。今後日本でTaco Bellの浸透が進み、メニューに加わることを願うばかりだ。
👀GenZ's Eye👀
健康志向の高まりに逆行する、ファストフード・アレンジのトレンド。普段控えているからこそ、罪悪感マシマシの"神アレンジ"に魅力がある。振り切った楽しみ方は、日々の節制時にも、チートデイにも活用できる。食のパーソナライズ化への需要は今後さらに増えていくのではないだろうか。