2024冬の旅行トレンドは、「分散型の旅」らしい

いまのトラベラーの行き先は、有名な主要都市や観光地ってだけでなく、それぞれの想いと目的をもって多様な場所へ分散しているらしい。

これ、現在まで世界中から20億のゲストを迎えてきた世界最大級の宿泊予約プラットフォーム「Airbnb」、そしてその日本法人である「Airbnb Japan」が発表した、この冬のトラベルトレンドからの話。

昨年比32%増の
主要都市“以外”への宿泊

「Airbnb」のデータによると、日本国内では、東京・名古屋・大阪といった主要都市での利用が増えているだけでなく、昨年と比較して32%、主要都市以外への宿泊が増加していることがわかったという。

©Airbnb Inc.

多様な地域への「分散型の旅」元年。

実際に日本在住のゲストが、ほかの予約サイトではなく宿泊予約に「Airbnb」を選んだ理由のトップ3には以下が並んだ。

  • 利便性の高い立地
  • 自分たちだけのプライベートな空間
  • 宿泊料金の節約

地域の活性化や空き家の利活用、古民家の再生など、積極的に展開する「Airbnb」だからこそリスティングできる旅先・宿泊先として、上記の理由に適って利用されたということだろうか。

©Airbnb Inc.

ファクトとして「Airbnb」では、今年の上半期だけでも1270以上の市町村で宿泊施設が新たに提供されるようになり、これは日本でのサービス展開して以来、もっとも多くの市町村数になっているという。まさに旅行者がさまざまな地域を訪れる“分散型の旅”の年がスタートしたともいえるだろう。

Z世代利用が昨年から急増

発表された内容からさらに興味深い特徴として、Z世代の利用が昨年と比べ27%も増加しているという点。

1グループあたりの平均宿泊人数は3名と、複数人数での予約が多くなっている状況で、グループで一緒にリビングやダイニングに集まることができる一棟貸切タイプのような宿泊先を選び、1名あたりの料金を抑えながら楽しい時間を過ごすことに価値を見出している様子だ。

©Airbnb Inc.

普段足を伸ばしたところのない地域へ

この冬、「宿泊先いろいろ 日本いろいろ」をテーマにしたさまざまなプロモーションも展開する「Airbnb」。多くの場でその名に出合うことだろう。

そしてサービスを通じて、新しい旅体験に触れれば、いまのトレンドらしい自分らしい旅のかたちや、まだ足を延ばしたことのない地域の宿泊先を見つけることができるはず。

©Airbnb Inc.

ちなみに余談ながら「Airbnb」のプラットフォームで最も検索されたこの冬の旅行先での傾向を見ると……。

<国内トップ3>
札幌、東京、松本
<海外トップ3>
ローマ(イタリア)、ロヴァニエミ(フィンランド)、パタヤ(タイ)

という都市が人気の結果となっているそうだ。さて、今年の冬はどんな場所に旅をしようかしら。

Top image: © Airbnb Inc.
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。