着るだけ、そして寝るだけ。「布団の西川」リカバリーウェアがスゴイ

あと5分だけ……。 朝の苦痛な戦いに、そろそろ終止符を打ちたいと願う人は多いだろう。日本人の睡眠時間は、世界的に見ても最短レベルとも言われることからも、慢性的な「睡眠不足」はもはや国民的な課題。

そんななか、1566年創業の老舗寝具メーカー「西川株式会社（以下nishikawa）」が、睡眠の質向上を目的とした新製品「エアーリカバリー」を発表した。何やら、ただのパジャマとはワケが違うらしい。

同社が行った、1万人の睡眠実態に迫った「睡眠白書2024」によると、実に65%もの人が睡眠の質に何らかの不満を感じているという。従来の「睡眠時間」重視の考え方から、「睡眠の質」へと人々の意識が変化していることが伺える。

そんな現代人に向けて作られた「エアーリカバリー」。特筆すべきは、同シリーズに採用されている特殊繊維素材「PHT」だ。ナノプラチナなどの鉱物を練り込んだこの素材が、遠赤外線効果により血行を促進、筋肉のコリやハリを和らげるという。

さらに、同社独自の設計「スリープフラップ」にも注目したい。手首と足首を就寝前に温めることで、スムーズなリカバリーを促すという、睡眠科学に基づいた新しいアプローチだ。

一見するとごく普通のパジャマに見えるが、その実、最新技術を用いて緻密に設計されており、これぞ次世代のスリープテックウェアと言わんばかり。

近年、ビジネスの世界では「睡眠負債」という言葉とともに、「睡眠資本」という言葉も注目を集めている。これは、良質な睡眠によって心身の疲労を回復させ、日中のパフォーマンスを最大限に引き出すという考え方。

同社の「エアーリカバリー」シリーズは、まさにこの睡眠資本を高めるためのツールと言えるだろう。睡眠を知り尽くしているからこそ信頼できる彼らの挑戦は、私たちにそんな新しいライフスタイルの可能性を示唆してくれているのではないだろうか。

日々、仕事や勉強、趣味に励む私たちが心身ともに健康な状態を保つためには、もっと睡眠に目を向ける必要があるのかもしれない。睡眠時間を確保することだけに満足せず、「睡眠の質」を高めることを意識してみては？