「ロマンスイーツ」知られざる、甘味の秘境へ

世に溢れる情報のなかから、本当に価値のあるものを選び取る。そんな時代だからこそ、私たちは心の奥底に響く「体験」を求めているのかもしれない。「株式会社PROFIT」が12月11日にリリースしたWEBメディア「ロマンスイーツ」は、まさにそうした時代の気分を捉えたものと言えるだろう。

同メディアは、地域の人々に長く愛されているいっぽうで、全国的にはまだあまり知られていないお菓子を「ロマンスイーツ」と定義。その魅力を、洗練されたビジュアルと心を揺さぶるストーリーテリングで表現している

懐かしさと新しさが共存
「ロマンスイーツ」の世界

たとえば、滋賀県高島市の「藤樹せんべい 大阪屋」は、琵琶湖を望む地で100年以上も手作りで製造される、まさに“生きた歴史”を今に伝えるおせんべい。いっぽう、東京都江東区の「マロングラッセ モカドール洋菓子店」は、職人が妥協を許さず、唯一無二の味わいを追求し続ける。

ロマンスイーツとして紹介されるお菓子は、どれも個性的で、どこか懐かしさを感じさせる。しかし同時に、洗練されたパッケージデザインや、現代的な視点を取り入れた商品開発など、新しさも兼ね備えている点が興味深い。

藤樹せんべい 大阪屋(滋賀県高島市)©株式会社PROFIT
藤樹せんべい 大阪屋(滋賀県高島市)©株式会社PROFIT
マロングラッセ  モカドール洋菓子店(東京都江東区)©株式会社PROFIT
マロングラッセ  モカドール洋菓子店(東京都江東区)©株式会社PROFIT

「物語消費」で見えてくる新たな価値観

近年、「モノ」よりも「コト」にお金を使う“体験消費”が注目されている。さらに、商品やサービスに込められた物語や背景に共感し、購買に繋げる「物語消費」も広がりを見せている。ロマンスイーツは、まさにこの物語消費を体現した存在と言えるだろう。作り手の想いや歴史、そして地域との結びつきを丁寧に伝えることで、お菓子は単なる「モノ」から、特別な物語を秘めた「コト」へと昇華する。

「ロマンスイーツ」を通して、私たちは忘れかけていた大切な価値観を再発見する。それは、大量生産・大量消費の波に抗う、作り手の情熱かもしれないし、地域に根ざした伝統や文化へのリスペクトかもしれない。あるいは、子どもの頃に食べたお菓子の記憶を呼び覚ます、ノスタルジックな感情かもしれない。

さあ、あなたも「ロマンスイーツ」の奥深い世界に触れてみてほしい。そこにはきっと、あなたの心を豊かにする、特別な「何か」が待っている。

©株式会社PROFIT

ロマンスイーツ

【公式サイト】https://romansweets.jp/
【Instagram】https://www.instagram.com/romansweets_official
【X】https://x.com/roman_sweets
※オンラインショップ:2025年1月頃 開設予定

Top image: © 株式会社PROFIT
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。