「そのファンサ、一撃必殺。」推し活をテーマにした新感覚の正体隠匿型ボドゲ『ファンサキラー』

もし、あなたの友達の中に、ファンサ(ファンサービス)で人を虜にするアイドルが紛れ込んでいたら?そんなドキドキのシチュエーションを体験できる、新しいボードゲームが登場した。

その名は『ファンサ-キラー』、SNSで話題の『あざとカルタ』を制作したチームが手がける、Z世代の“推し活”カルチャーに基づいた作品だ。

© poporpop合同会社

ファンにならないようにアイドルを探し出せ

このゲームの舞台はとあるイベント会場。

「ファンサを受けると我を忘れるほど好きになってしまう」と噂のアイドルが、参加者の中に紛れ込んでいるというストーリーだ。

プレイヤーは、そのアイドルが誰なのかを探り出すのが目的だが、アイドルは他の人に気づかれないように「こっそりファンサ」を仕掛けてくる。ファンサを受けてしまったら、その瞬間からあなたもアイドルの虜、つまり味方サイドに。

ファンにされてしまう前に、誰がアイドルなのかを見破らなければならない、スリリングな心理戦だ。

■プレイヤー役職構成
アイドル(1名):他のプレイヤーにバレないようにファンサを行い、ファンを増やす。
一般人(残りのプレイヤー):他のプレイヤーの様子を観察し、誰がアイドルかを探し出す。

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■ゲームの準備

(1)ファンサカードを3枚を並べ、残りは山札にする
(2)イベントカードを山札にする
(3)役職カードを1人1枚配る

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■ゲームの流れ
(1)プレイヤーは順番に、山札からイベントカードを読み上げて1枚ずつ進行。
(2)イベント中、アイドルは一般人に気づかれないように「こっそりファンサ」を実行。

(ファンサをうけた一般人はファンサをうけたことを公表し、それ以降役職がファンになりアイドル役の味方となります。)
(3)ゲーム中に一定数以上がファンになる、アイドルが見破られるなどが起きると勝敗が決定。
(4)最後は「アイドルインタビュー」で感想戦を楽しむ。

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“映える”と“推しに遊んでほしい”を両立

このゲームを手がけたのは、20代女性4名で構成される制作チーム「ライデア」。

“映える”と“推しに遊んでほしい”という、Z世代のニーズを的確に捉えたゲームデザインが特徴。うちわ型のファンサカードなど、思わず写真を撮りたくなるようなポップなビジュアルは、ボードゲームに馴染みのない層にも魅力的だろう。

また、ゲーム中に登場するイベントカードには、プレイヤー同士のコミュニケーションを促す仕掛けが満載。オフ会や生配信といった、様々なシーンで盛り上がること間違いなしだ。

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カルチャーとエンタメの新しい交差点

近年、Z世代の間でボードゲームは新たなカルチャーとして注目を集めている。

ビジュアルの良さはもちろん、「推しの新しい一面が見られる」という点で、ファンにとっても価値の高いコンテンツになりつつある。『ファンサキラー』は、そんなカルチャーとエンタメの交差点から生まれた、新しい遊びの形と言えるだろう。

なお、ゲームは5月に開催されたゲームマーケットの特設ブースで限定販売された後、オンラインサイト『BOOTH』で一般販売されている。

気になる方はこちらのショップページをチェック。

■ゲーム概要

プレイ人数:4〜8人
プレイ時間:約10〜30分
対象年齢:13歳〜

<内容物>
ファンサカード:20枚
役職カード:10枚
イベントカード(3種×10枚):計30枚

説明書:1枚

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Top image: © poporpop合同会社
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