現存する最後の紅屋より、超レトロな『小町紅クラシカ』登場。戦後の大ヒットデザインが現代に
2025年に創業200周年を迎えた化粧品メーカー、伊勢半。
この大きな節目を記念し、江戸時代から続く伝統の口紅「小町紅」が、昭和の記憶を纏った特別な装いで登場した。
過去と現代のデザインが交差した、数量限定の特別な逸品となっている。
昭和のヒットデザインを纏った、特別な小町紅
今回発売されるのは、創業200周年を記念する『小町紅 クラシカ』。
その最大の特徴は、伊勢半が1950年に発売し大ヒット商品となった「キスミー特殊口紅」のケースデザインを、現代の技術でリデザインした点だ。
当時のカラーバリエーションの中から選ばれたという、どこか懐かしいクリーム、ミント、バイオレットの3色が、クラシカルで愛らしい雰囲気を醸し出す。

ケースはリフィル交換式で、素材にはK18シャンパンゴールドメッキや漆が用いられ、手にするたびに高揚感を与えてくれそう。


ミラー付きで実用性も高く、側面には昭和中期に使われていた「Kiss Me」のロゴ、裏側には200周年を意味するギリシャ文字「σ」が刻印されている。
さらに、商品にはシリアルナンバーカードが封入され、一つひとつが唯一無二の記念品であることを示している。


江戸から続く伝統製法、紅花の赤を唇に
その美しいケースに収められているのは、伊勢半が創業以来守り続ける伝統の「小町紅」。山形県産の紅花の花びらから抽出した赤色色素のみで作られた、100%天然素材の口紅だ。
玉虫色に輝く紅板は高品質の証とされ、水を含ませた筆で溶くと、たちまち鮮やかな赤色へと変化するという。
紅を溶く水分量や塗り重ねる回数によって、色の濃淡を自在に調整できるのも魅力の一つ。油分を含まないため、さらりとした軽やかなつけ心地で、唇そのものの血色感を引き出すように自然に色づくのだそう。
リップとしてだけでなく、チークやアイメイクのアクセントとしても使用できるという。

デザインの源流となったのは、戦後女性を魅了した「キスミー特殊口紅」
このデザインの源流となった「キスミー特殊口紅」は、戦後の日本で女性たちの心を掴んだ歴史的な商品。
「口唇に栄養を与える」というキャッチコピーが、食糧不足の時代背景と相まって大きな話題を呼んだという。
この貴重なオリジナルの口紅は、現在、東京・南青山の紅ミュージアムで開催中の創業200周年記念企業史展「愛せよコスメ!リターンズ -おかげさまで200周年-」で実物を見ることができる。

現存する最後の紅屋として、200年の歴史を歩んできた伊勢半。
その伝統と革新の精神が凝縮されたこの一品は、コスメを愛する人々にとって、特別な意味を持つコレクションとなるはずだ。
【商品紹介】
小町紅 クラシカ(こまちべに くらしか) 38,000円(税込41,800円)
1950年に発売した「キスミー特殊口紅」のケースデザインを小町紅の紅板(携帯用ケース)にリデザイン
サイズ 縦33×横52×高さ14mm
使用目安 20回程度(口紅として)
成分 ベニバナ赤
形状 紅板(リフィル交換式)
容器材質 スズ合金、K18シャンパンゴールドメッキ、エポキシカラー、ガラスミラー、マグネット、アルミ、漆
商品の箱にシリアルナンバーカードを封入しています。
【購入方法】
2025年6月25日(水)10時より販売開始
■直営施設 紅ミュージアム 東京都港区南青山6-6-20 K’s南青山ビル1階
(6/25~9/28の間は月・火曜及び7/4を休館、通常は日・月曜及び年末年始、7/7を休館)
■Web通販 伊勢半 紅オンラインショップ https://isehan-beni-shop.com/
■電話通販 株式会社伊勢半ホールディングス TEL:03-5774-0296
(平日10:00~17:00 土・日曜、祝日定休)