飲料業界に参入。健康志向な“古き良き”ソーダブランドを立ち上げ
俳優であり監督としても知られるベン・スティラーが、自身のソーダブランド「Stiller's Soda」を立ち上げ、食品・飲料業界への参入を果たした。
この動きは、米国の食専門メディア『Food & Wine』によって報じられたもので、セレブリティが手がけるブランドが飽和する市場において、その「古き良き」コンセプトが注目を集めている。
健康志向とノスタルジアの融合
Stiller's Sodaが掲げるのは、「新しい世界のためのクラシックソーダ」という哲学。
ルートビア、レモンライム、そしてスティラー氏自身が子供の頃から親しんできたというシャーリーテンプルという、ノスタルジックな3つのフレーバーでローンチされた。
© justintheroux/Instagram
その特徴は、低カロリー・低糖質でありながら、ビタミンを添加することで現代の健康志向に応えている点だ。
しかし、プロバイオティクス(善玉菌)などを売りにする健康飲料とは一線を画し、あくまで「誰もが覚えている炭酸と風味」を持つ、伝統的なソーダとしてのアイデンティティを重視しているという。
ユーモアで伝える「本物」の価値
ブランドのプロモーションには、友人で俳優のジャスティン・セローも参加。
二人は、スティラー氏自身や昨今のセレブリティブランドの潮流をパロディ化する、ユーモラスなキャンペーンを展開している。
セロー氏によれば、これは「Stiller's Sodaが良いクラシックソーダを人々に提供する」という純粋なメッセージを、彼ららしいやり方で伝えるための試みとのこと。
このソーダは、まずスティラー氏の故郷であるニューヨーク市で販売が開始され、その後Amazonなどを通じて全米へと展開される計画だという。
© justintheroux/Instagram
Top image: © iStock.com / pjohnson1






