日本は一人旅と食の旅が世界一。Omio、2026年の最新旅行トレンド調査を発表
交通比較予約プラットフォームのOmioが、2026年の旅行トレンドを予測するレポート『NowNext ‘25』の日本版を発表した。
世界8カ国1万人以上を対象に実施されたこの調査では、円安環境下でも日本の旅行意欲は衰えず、「一人旅」や「食」をテーマにした旅への関心が世界で最も高いなど、日本独自の旅行トレンドが明らかになっている。
一人旅志向が世界一、男性の3割が計画
調査対象国の中で、日本は一人旅を予定する人の割合が24%と最も高い結果となった。
特に日本の男性ではその割合が30%に達し、「忙しい日常から離れたい」という願望が背景にあると見られる。
一方、女性は家族や友人との「つながり」を重視する傾向が強く、男女で旅のスタイルに明確な違いが示された。
食への関心と聖地巡礼文化
日本の旅行者の45%が「食」を旅のテーマとして重視しており、これは世界平均(33%)を10ポイント以上も上回る。
また、テレビドラマや映画の影響で旅先を決める「聖地巡礼」的な旅行スタイルも、日本の旅行者の27%が実践しており、世界トップクラスの関心の高さを示した。
旅先の決定において最も影響を受ける情報源としても、「過去の自分の体験」(42%)、「友人・知人の口コミ」(39%)に次いで「テレビドラマや映画」(23%)が上位に入っている。
Z世代は海外へ、堅実な計画性も
円安が続く中でも、日本のZ世代の67%が「より頻繁に旅行したい」と回答するなど、若い世代を中心に旅行への強い意欲が維持されている。
国内旅行志向が依然として強い日本だが、Z世代に限ると海外、特にヨーロッパへの関心が他世代より高いという特徴も見られた。
また、Z世代の31%が「早めにしっかり計画する」と回答しており、強い探求心と経済的な堅実さを併せ持つ、新しい旅行者像が浮かび上がっている。
■ 調査概要
調査レポート名:NowNext ‘25
調査主体:Omio(オミオ)
調査会社:YouGov
調査対象:日本、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、アメリカの成人10,555名(うち、今後1年以内に旅行する可能性がある9,373名を分析)
調査期間:2025年8月6日〜25日(オンライン調査)
調査レポート特設サイト (英語)






