エクスペディア、2026年の旅行トレンドを発表。「スポーツ観戦」や「リノベ宿」が注目
エクスペディア・グループが、2026年の旅行トレンドを予測するレポート『Unpack ’26』を発表した。
世界18地域の旅行者24,000人への調査結果と、エクスペディアグループ内のデータを基に分析されたこのレポートでは、「スポーツ観戦の旅」や「リノベ宿ステイ」といった5つのトレンドが示されている。
その土地ならではの熱気を味わう「ローカルスポーツ観戦の旅」
2026年は多くの国際的なスポーツイベントが開催されるが、それとは別に、その地域ならではのローカルスポーツを観戦する旅が注目を集めているという。
世界の旅行者の57%が「旅行中にその地域ならではのスポーツを観戦したい」と回答しており、特にZ世代とミレニアル世代ではその割合が68%に上る。
日本の旅行者では、「その地域の伝統や文化を学びたい」(55%)という動機が最も多く、スポーツ観戦を通じて地域コミュニティに触れたいという意向がうかがえる。

建物の歴史を感じる「リノベ宿ステイ」
歴史的な建物をリノベーションしたホテルに宿泊する「リノベ宿ステイ」も、新たなトレンドとして浮上。
かつて学校や駅、刑務所として使われていた建物を改装した個性豊かなホテルが注目を集めている。
快適さだけでなく、建物の歴史や文化を感じながら滞在できる点が、その魅力だという。
Hotels.comの検索データによると、元小学校を改装した京都の「ザ ホテル青龍 京都清水」は、検索数が前年比で194%増加するなど、すでに高い関心を集めているようだ。
1度の旅行で複数のホテルを楽しむ「ホテルホッピング」
世界の旅行者の半数以上(54%)が「ひとつの旅行先で複数のホテルに宿泊したい」と回答し、「ホテルホッピング」も新たなトレンドとして注目されている。
日本では、半数以上(59%)が「グルメ旅行」でホテルホッピングを検討すると回答しており、これは世界で最も高い割合。
また、56%がその理由を「旅に変化とワクワク感を加えるため」と答えており、常に新鮮な体験を求める日本人の旅行スタイルが反映された結果となった。








