コロナ前に戻るのは2025年!?「令和トラベル」が発表した「海外旅行の回復予測」

2021年4月に創業し、「あたらしい旅行を、デザインする。」をミッションにする「令和トラベル」が、アフターコロナにおける海外旅行の回復予測を発表した。

データからの予測によると、海外渡航者数が過去最高を記録した2019年水準に戻るのは、早くても2025年になるらしい。

予想グラフのベースケースによると、今年22年で約40%、23年で約65%、24年に約80%と戻っていくとしている。

楽観的な予測でも、2019年と同様になるには、まだ2年はかかる見込みだ。詳しいデータや解説はこちらから確認できる。

解説では、今後ビジネスなど目的が明確にある旅行者ばかりの状況から、海外旅行初心者やファミリー層が2024年頃に戻ってくると予測。

12歳未満のワクチン接種が行き渡り、PCR陰性証明書の提出がなくなるコロナ前と同様の入出国手続きで、海外旅行に行けるようになるのを待たねば回復は期待できないようだ。

海外旅行の回復予測(楽観、ベース、悲観)©株式会社令和トラベル
海外旅行の回復予測(ベースケース)©株式会社令和トラベル

また、旅行先で回復が早く見込まれるのは、ワクチン接種率の高い欧米諸国と観光依存度の高いハワイタイといった国と地域になるともしている。

ただし、韓国や中国、シンガポールなどはワクチン接種率が高いものの観光渡航ができない状況の国などもあり、各国の方針がどのようになるのかも回復速度に影響が大きいと考えられるようだ。

各国のワクチン接種と日本からの観光渡航状況 ©株式会社令和トラベル

どうなるにしても、世界を旅することが当たり前になる日がくるのはもう少し時間がかかるようだ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。