似合うより好き。パーソナルカラー診断ブームの裏で、6割が直感を優先する実態
創作品モール「あるる」が、「診断ブームがファッション購買に与える影響調査」の結果を発表した。
SNSを中心に「パーソナルカラー」や「骨格診断」といった自己分析がブームとなる一方で、最終的な購買の決め手は、診断結果よりも「自分の好き」という直感である実態が明らかになった。
7割が「似合うかどうか」を重視、診断経験者は2割
ファッションアイテムを購入する際に最も重視する点として、約7割が「自分に似合うかどうか」を挙げ、「流行・トレンド」(3%)や「ブランド」(2.5%)を大きく上回った。
この結果は、“流行よりも自分らしさ”を重視する現代の価値観を反映していると言える。

しかし、その「似合う」を知るためのパーソナルカラー診断や骨格診断を実際に受けたことがある人は10.5%、自己診断の経験がある人も12%にとどまり、合計しても2割程度。
「興味はあるが、まだ受けたことはない」と回答した人が43.5%と最も多く、診断への関心の高さと実際の行動との間にはギャップがあるようだ。

診断結果と好みが異なれば、57.8%が「気分や直感を優先」
診断結果を知った後の行動変化についても、興味深い結果が出ている。
「選ぶ色や形が変わった」と回答した人が46.67%いる一方で、「特に変化はない」と答えた人も37.78%に上った。

さらに、診断結果と自身の好みが異なった場合にどちらを優先するかという問いに対しては、57.8%が「気分や直感を優先する」と回答。
多くの人が、診断結果を参考にしつつも、最終的には自身の「好き」という感情を大切にしていることがうかがえる。
SNS上では自己分析に関する情報が溢れているが、その一方で「情報が多すぎて迷う」といった“自己分析疲れ”の兆候も指摘されており、今回の調査結果はその裏付けとなるかもしれない。

【調査概要】
調査対象: 10代~60代の女性
調査期間: 2025年10月24日~2025年10月24日
調査機関: クラウドソーシングサイト
調査方法:各質問項目の回答割合を算出
有効回答数: 200名






