AIと結婚する時代が到来?SNSトレンド分析で判明したAIとの新しい関係性と2025年の潮流
株式会社TBWA HAKUHODOのソーシャルリスニング専門チーム「65dB TOKYO」は、2025年のSNSにおけるトレンドを分析したレポート「2025年SNSトレンド徹底解剖」を公開した。
X(旧Twitter)とTikTok上の約40億件に及ぶ投稿データを解析した結果、「AI」「乗っかりミーム」「ゆるツラ」という3つのキーワードが今年のSNSを象徴するトレンドとして浮かび上がったという。
特にAIに関しては、単なるツールの枠を超え、人々の心理や行動に深く影響を与える存在へと変化している実態が明らかになった。

パートナーとしてのAIが心の支えに
レポートによると、AIは「パートナー」と「コンテンツ」という二つの方向へ進化しているそうだ。
まず「パートナー」としての側面では、AIを相談相手や心の支えとして捉える投稿が急増しているという。
「恋人はChatGPT」や「AIと結婚」といった言葉がSNS上で話題となり、AIに対して愛称をつけるユーザーも200%以上増加したとのこと。否定せずに話を聞いてくれるAIに安心感を覚え、精神的な居場所を見出す人々が増えているようだ。


コンテンツとして定着するAIの遊び方
一方、「コンテンツ」としての側面では、AIならではの表現を楽しむ文化が醸成されている。TikTokでは、自身の写真をフィギュア風やマーメイド風に加工する「変身系AI」フィルターが流行したほか、現実にはあり得ないシチュエーションを描く動画などが人気を集めたという。
AI生成であることを明示した上で、その虚構性や独特の世界観を楽しむ姿勢が広がっており、AIが新たなエンターテインメントの形として受容されている様子がうかがえる。

2025年を象徴するその他のトレンド
AI以外にも、「乗っかりミーム」と「ゆるツラ」というキーワードが今年のSNSの特徴として挙げられている。
「乗っかりミーム」は、特定の流行に対して気軽に参加し、場の共有感を楽しむ文化を指すそうだ。
また、「ゆるツラ」は、「楽したいけど、やった感も欲しい」という相反する心理を満たすトレンドであり、適度な負荷のある運動や活動を通じて自己効力感を得ようとする傾向が見られるという。

これらの分析結果は、AIが社会の中に確かな居場所を築き始めたことや、SNSユーザーの心理が変化していることを示唆している。
テクノロジーの進化と共に、人々のコミュニケーションや価値観もまた、新たなフェーズへと移行しているのかもしれない。







