物理的にアプリをブロックする「Brick」が人気急上昇。2026年はデジタルデトックスがトレンドに

「ドライ・ジャニュアリー(禁酒の1月)」に代わる新たなトレンドとして、スマートフォン利用を物理的に制限するガジェット「Brick」が注目を集めている。

2026年の新年の抱負としてスクリーンタイムの削減を掲げる人が増えており、特にZ世代の間で「脱スマホ」への関心が高まっているようだ。

物理的な制限でデジタル習慣を断つ

Brickは59ドルの小型デバイスで、スマートフォンをタップすることで特定のアプリを物理的にブロックする仕組みだ。

共同創業者のTJ Driver氏とZach Nasgowitz氏は、自身が高校時代からスマートフォン依存に悩まされてきた経験からこの製品を開発したという。

単なるアプリブロッカーよりも厳格でありながら、完全に機能を制限する「ダムフォン(機能制限携帯)」ほど極端ではない、絶妙なバランスを目指して設計されている。

柔軟性と規律のバランス

Brickの特徴は、ロック解除のために物理的にデバイスに触れる必要がある点だ。これにより、安易に制限を解除できない心理的なハードルが生まれる。

一方で、仕事での二段階認証やUberなどの生活に不可欠なアプリは残しておけるため、現代生活との両立が可能だ。外出先でどうしても解除が必要な場合の「緊急解除」機能も回数制限付きで用意されている。

若年層を中心に広がる「アプリ断食」

Brickの主な利用者層は20代から35歳で、自己改善への意識が高い人々だという。

スクリーンタイムの削減は、運動や貯蓄といった他の新年の抱負を達成するための「要石となる習慣(キーストーン・ハビット)」としても機能する。

かつての世代がアルコールとの付き合い方を見直したように、デジタルネイティブ世代にとっては、スマホとの距離を見直すことがより切実で意味のある挑戦となっているのかもしれない。

Top image: © iStock.com / Anastasiia Konko
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