美容目的の旅行「グロウケーション」がZ世代のトレンドに。美容にまつわる地域やトラベルサイズのコスメ関連製品の需要が拡大

近年、旅行のスタイルは多様化している。デジタルノマドや夜間観光、避暑地旅行などの新しい動きに続き、2026年の新たなトレンドとして注目されているのが、美容やスキンケアを重視した旅行スタイルだ。

こうした旅行者は「Glowmads」と呼ばれ、美容やウェルネス体験を旅の中心に据える傾向がある。

スパや美容施術の体験、現地のスキンケア製品の購入などが主な目的となり、従来の観光中心の旅行とは異なる特徴を持つ。

美容体験を軸にした旅行スタイル「Glowcations(グロウケーション)」

この旅行スタイルは、ウェルネスツーリズムの一種ともいえるが、特に美容やスキンケア体験に重点が置かれている点が特徴。

インドの旅行誌『Outlook Traveller』の紹介では、こうした旅行は「Glowcations」と呼ばれ、高級スパの利用やフェイシャルトリートメントの体験、現地の美容製品の探索などが中心になると説明されている。

旅行の目的は観光だけでなく、心身の回復や外見の改善といった「グロウアップ」体験にあるとされる。

また、機内でのスキンケアや現地限定の美容製品探しなども特徴の一つだ。

美容文化が強い地域が人気の旅先として浮上。
Z世代を中心にグローバルトレンド化

Skyscannerの調査によると、2026年にはZ世代旅行者の38%が旅行中に美容施術やスキンケア店舗を訪れる予定だという。一方、ベビーブーマー世代では20%にとどまり、世代間の違いが見られる。

さらに、

  • 53%が免税店で化粧品や香水、スキンケア製品を購入

  • 48%が現地の人気美容ショップを訪問

  • 45%が海外で美容施術を体験

といった傾向も報告されている。

Glowmadの旅行先は、美容文化や施術の評価が高い地域に集中する傾向がある。

韓国ではKビューティーや皮膚ケア施術、日本では化粧品やスキンケア製品、フランスでは薬局系スキンケア製品が注目されている。

また、インドのアーユルヴェーダ体験やイタリアの温泉療養地など、伝統的なウェルネス文化を体験できる地域も人気とされる。

こうした旅行では、リラクゼーションだけでなく外見の変化を実感できる施術が重視される点が特徴だ。

移動中もスキンケア。インフルエンサーも参画し、トラベルサイズのコスメ需要が拡大中

Glowmadは移動中のスキンケアも欠かさず、機内の乾燥対策としてフェイスミストや美容液、シートマスクなどを持ち込み、到着時の肌状態を整えることを重視しているという。

これにより、トラベルサイズの製品や多機能製品の需要も高まっているようだ。

また、このトレンドの拡大にはSNSの影響も大きく、美容インフルエンサーによる機内スキンケアや旅行用化粧品の紹介が関心を高めており、現地限定の製品や施術を求める旅行者も増えている。

美容やウェルネスを目的としたGlowmad旅行は、観光中心だった従来の旅行スタイルから、自己投資型の体験へと変化していることを示す動きとして注目されている。

Top image: © iStock.com / LumiNola
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